ギガビット・イーサネットSAN対応RAIDシステム、ウィンドウ

2001/1/16

厚さ1Uでディスク4台を搭載する「WRD-1000」

 ストレージ製品の開発・製造・販売を行うウィンドウは、1月15日、3種類のRAIDシステムを発表した。

 同社が発表したのは、米3ware社の「3ware NSU」、自社開発のRAIDシステム「Libra8」シリーズの最新製品「Libra8-FC」、1UのRAIDシステム「WRD-1000」。

 「3ware NSU」は業界初のギガビット・イーサネットのSANに対応するRAIDシステム。SAN構築ではファイバーチャネルを用いるか、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)が主流だが、ギガビット・イーサネットに対応することにより、既存のネットワークに接続が可能で、広帯域を実現するSANの構築が実現する。

 ファスト・インターネットの規格である10/100BASE-Tのインターフェースも標準で装備した。ディスク容量は240GB、640GBの2モデルがあり、UNIX、Linux、Windowsなどの各OSに対応。動画などストリーミング、ISPやASP、SSP(ストレージ・サービス・プロバイダ)のほか、バックアップ用途としての利用も可能という。価格は325万円〜で、出荷は2001年4月から開始する。

「Libra8-FC」(タワー型)

 「Libra8-FC」は、同社が1997年から販売している「Libra」シリーズの最新機種。タワー型と4Uのラック型があり、ISPやASPなどデータセンターでの利用のほか、ビデオ・ストリーミングなどのコンテンツ格納にも適しているという。ホスト・インターフェースにファイバーチャネルを、内部ディスクにE-IDEドライブを採用した。データの伝送速度は70MBpsで、Ultra ATAディスク内蔵のRAIDシステムとしては最高クラスという。

 ディスクはホットスワップ対応。RAIDコントローラは64ビットRISCのIntel i960 RNで、RAIDレベルは0、1、0+1、3、5。対応OSは、Sun Solarisなど各UNIX、Linux各種、Win NT/98/2k、MacOS。

 価格は、タワー型が155万円〜、ラック型が160万円〜。いずれも1年間無償オンサイト保守サポート付き。

 「WRD-1000」は海外企業のコントローラを採用しウィンドウが筐体設計を行った製品。これまでは冷却の問題から不可能とされてきたが、厚さ1U(約44mm)の筐体にUltra160 SCSIディスク4台の搭載を実現した。遠隔地からの操作を可能するJavaベースの管理ソフトウェアをバンドルしたほか、前面からのハードディスクの抜き差しも可能なホットスワップ対応。

 価格は、1年間無償オンサイト保守サポート付きで108万円〜。

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ウィンドウ

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