オラクル、コラボレーションを意識した9iAS
2001/2/8
米オラクルは2月6日、アプリケーションサーバ「Oracle9iAS」の最新版を発表した。
今回のバージョンアップで追加・補強された点は、コラボレーション、ビジネス・インテリジェンス、ワイヤレス、BtoB統合、ディレクトリ統合などがある。
- コラボレーション
eビジネスアプリケーションにメッセージング機能を追加した。これにより、顧客、従業員、取引先とのコラボレーションが実現するという。
- ビジネス・インテリジェンス
「Oracle9iAS Discoverer」では、前もって設定したクエリ・レポートをWebブラウザから閲覧・検索できる。なお、同社によれば、次のバージョンでは「Clickstream Intelligence」技術を追加する予定。Webサイトのパフォーマンス、トラフィックの分析が実現するという。 - ワイヤレス機能
パーソナライゼーション、コンテンツ管理などの機能を追加。単一プラットフォームでワイヤレス向けインターネット・コンテンツやアプリケーション、サービスなどの開発・実装が行える。 - BtoB統合
ワークフローの自動化、ビジネスプロセスを効果的に管理できる「Application InteConnect」などの新機能を用意した。企業内または企業間でのWebアプリケーションの統合が可能となり、データへの容易なアクセスが実現するという。 - ディレクトリの統合
LDAPサービスにより、単一リポジトリで認証、権限を含めたユーザーの管理ができる。
アプリケーションサーバ市場では、同社はBEAシステムズやIBMなどと競合関係にある。「IBMやBEAが複数の製品に分けて提供しているものをオラクルは1つに統合して提供する」と同社のOracle9iマーケティング副社長 Rene Bonvanie氏は述べている。
新製品の出荷開始は2月末の予定。
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