サン、64ビット「UltraSPARC IIe」と搭載サーバを発表
2001/2/9
サン・マイクロシステムズは2月8日、新マイクロプロセッサ「UltraSPARC IIe」の販売を開始した。また、同チップ搭載のサーバ「Netra T1 AC200」も発表した。
「UltraSPARC IIe」は、ハイエンドサーバに搭載実績をもつ「UltraSPARC IIs」を基本に価格性能比を意識して新設計された64bitのCPU。ユニ・プロセッサでクロック周波数400MHｚおよび500MHzで動作し、256kbyteのオンチップ2次キャッシュ、メモリー・コントローラを内蔵した。
既存のSPARCプロセッサ上で動作するアプリケーションと互換性を保ち、サポートOS環境としては、Solarisのほか、ChorusOS、VxWorksなどがある。
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| 価格性能比をアップさせた「Netra T1 AC200」 |
「Netra T1 AC200」は、「UltraSPARC IIe」搭載の、高さ1U（約4.45cm）の薄型ラックマウント・サーバ。「Netra
t1 Model 105」の後継機種にあたり、各スペック、使いやすさと価格性能比に改良を加えたという。
特に使いやすさでは、Ultra2SCSI対応のSCSIチャネルを内蔵記憶装置用と外部記憶装置用（オプション）にそれぞれ独立して設置した。ディスクドライブは本体をラックに収納したまま筐体前面から取り外しを可能とした。
その他の追加機能としては、筐体内部温度表示機能、システムサービスプロセッサ専用のユーザー名とパスワード設定機能などがある。
同社によれば、新製品はWebサーバ、キャッシュサーバ、メールサーバといった用途に適しており、ISPなどのほか、企業内システムにも設置可能という。
価格は43万1000円、出荷は3月下旬の予定。
[関連リンク]
サン・マイクロシステムズの発表記事（「UltraSPARC
IIe」）
サン・マイクロシステムズの発表記事（「Netra
T1 AC200」）
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