好調な国内サーバ市場、PCサーバはNEC、UNIXはサン
2001/8/8
矢野経済研究所は、国内のオープン系のサーバの出荷状況の調査結果を発表した。2000年度のPCサーバシェアのトップはNECで21.2%を占め、UNIXサーバではサン・マイクロシステムズで51.4%を占める結果となった。
同調査は、ベンダ13社および関係する会社を調査対象に行った面接による取材をもとに、国内のPCサーバおよびUNIXサーバ市場の出荷状況を調査したもの。
2000年度のPCサーバの国内出荷台数は33万台となり、前年度比27.3%増。長引く不況により、成長の鈍化が予測されていたが、順調な伸びを示す結果となった。成長の原因を、iDC(インターネット・データ・センター)やxSP(各種サービス・プロバイダ)での高い需要としている。特徴としては、薄型のラックマウント型の出荷台数の伸びが挙げられるという。同社では、今後も同市場の拡大が続くと予想しており、2001年度は24.2%程度の増加を見込んでいる。
同市場のベンダ別のシェアを見ると、1位はNECの21.2%で、昨年度に引き続き首位を堅持した。2位以下は、富士通、日本IBM、コンパックコンピュータ、デルコンピュータの順で、この順位も昨年から変化はない。
一方のUNIXサーバの2000年度の国内出荷台数は、5.8万台。前年度比38.1%増となった。同社はこの分野でも、成長要因をiDCやxSPでの需要と見ており、ラックマウント型が人気としている。2001年度は20.7%増の7万台に達すると見込んでいる。
ベンダ別のシェアでは、サンが前年に引き続き50%以上を占めて首位の座に就いた。2位の日本ヒューレット・パッカードは1%伸ばして20%、3位は日本IBM、4位は富士通となっている。
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矢野経済研究所
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