EMCがオープン・ストレージ戦略を支える拠点を東京に
2002/1/29
イーエムシー ジャパンは、パートナーや顧客に対して、ヘテロジニアス(異機種混在)環境のオープン・ストレージ・ソリューションの技術サポート、導入支援などを行う技術拠点を東京に開設した。
JSCには、100台の他社製のサーバ、ストレージ容量は100TBあり、今後さらに増設する予定 |
この拠点は、従来のエンジニアリング機能を拡張した「ジャパン・ソリューションズ・センター」(JSC)、社内のSEやパートナー向けの教育施設である「グローバル・テクニカル・トレーニング」(GTT)、それに商談用のミーティングスペースの「エグゼクティブ・ブリーフィング・センター」(EBC)の3つから構成される。
イーエムシーの同種の施設としては、アジア・太平洋地域では初めての拠点で、投資金額は60億円。設置している主な製品としては、同社のSymmetrix、Clarix、EDM、Celerra、Connectrixで、他社のサーバなども設置する。
各施設の具体的な内容は次のとおり。
JSPは、EMC製品のベータテストや日本のベンダ製品との動作検証、実際に導入するソリューションの検証実験などを行う。パートナーやユーザーの実際の案件などの検証なども積極的に行っていくという。イーエムシーのエンジニアに確認したところ、これまでSANを導入するかどうか迷っていた企業などが見学に訪れているとのことで、新規顧客への提案に効果を発揮しているという。さらに、SANとIPネットワークとの接続やストレージ間をDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)を使った接続などは、接続検証を行うことから、今後新ソリューションなどの提案にも効果がありそうだ。
GTTは、イーエムシー社内のエンジニアの教育のほか、保守などサポートを担当するパートナーへの教育拠点になる。GTT内にもJSCとは別に同社のストレージ、各社のサーバなどを用意して、実際にサポートなどを担当するエンジニアなどが触れられるようにするという。
EBCは顧客やパートナーのエグゼクティブ、CIO向けのプレゼンテーションルームなどを用意し、顧客やパートナーとの円滑なコミュニケーションを図り、導入を側面から支援していくという。
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