引き続き需要の多いCRM
2002/4/13
IT投資の冷え込みが予想される中、CRMは引き続き順調に成長する分野のようだ。IDC Japanが発表した2001年度の国内CRMソリューション市場規模は3619億円、今後も堅調な成長が見込まれ、年間平均成長率は18.3%、2006年には8400億円の市場となるという。同社では、CRMソリューションとして、ハードウェア、ソフトウェア、ITサービスの3つから調査を行った。その結果、2001年度の市場規模は、前年度を大きく上回り、3619億円となった。内訳は、コンサルティングなどのサービス関連が54.5%と最大を占めた。次いで、ネットワーク機器などのハードウェアが30.8%、ソフトウェア関連(パッケージおよびインフラソフトウェア)が14.7%となっている。
業種別では、金融が全投資額の37%(1338億円)でトップ占めており、通信/公益、および流通も投資に積極的で、年間平均成長率20%で成長するという。その理由について、同社 ITサービス リサーチアナリストの胡誠麟氏は、「流通では商品中心から顧客中心の情報管理への移行」、また通信や公益では、規制緩和による各社の顧客囲い込み競争が激化するとしている。
同社が昨年発表した年間平均成長率は15.8%、今年はその数字を上回る予想値となった。景気が減速しているにもかかわらず、CRMへの投資意欲は高いといえそうだ。
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