ジュニパー、複数ノード相互接続で拡張可能なコア・ルータ
2002/4/26
コア・ルータ「T640」 |
ジュニパーネットワークスは4月24日、コア・ルータの新製品「T640」を同日より発売したと発表した。同社が発売している従来の「Mシリーズ」の製品と比較して、高い実装密度と「マトリックス・テクノロジ」と呼ばれる柔軟な拡張性が特徴であり、導入した機器が長い期間に渡って利用可能なように工夫されている。
T640は、ハーフ・ラック・サイズの筐体に40Gbps全二重のFPCスロットを8基装備しており、フロント・パネル側(WANポート)で640Gbpsのスループットを出せる。OC-192cなら32ポート、OC-48c/ギガビット・イーサネットなら128ポートを1台のT640で提供可能だ。また同製品は、背面側のパネルを介してバック・プレーンを拡張できる「マトリックス・テクノロジ」という新機構を採用しているのが特徴だ。バック・プレーンは1280Gbpsのスループットを持っており、T640を8台以上相互接続することで、10Tbpsクラスのスループットの提供が可能になる(WANポートとバック・プレーン側のスループットを合わせた値)。
このマトリクス・テクノロジの採用により、中小規模から大規模コア・ルーティングを必要とする環境への段階的アップグレードのほか、ブロードバンドの進展により通信事業者が将来的に広帯域のルーティングを必要とした場合に、既存設備をリプレイスすることなく、機器の追加のみで対応できるという。
ルータ用OSには、同社製品で従来より提供されているJUNOSを採用しており、マトリクス・テクノロジで接続されたT640の一元管理が可能である。MPLSへの対応やワイヤ・スピードでのIPv6フォワーディングも、従来どおりサポートされている。
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ジュニパーネットワークスの発表資料
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