サンの「StarSuite 6.0」は、MSの牙城に食い込めるか
2002/5/17
オフィス・スイート製品「StarSuite 6.0」の特徴の1つは、1ユーザーライセンスで5台までのコンピュータにインストールできること |
サン・マイクロシステムズは5月16日、日本語に対応したオフィス・スイート製品「StarSuite 6.0」を発表した。
同製品は、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、グラフィックス、Webパブリッシング、チャート作成、数式エディタ、データベースなどのアプリケーションを統合したオフィス・スイート製品だ。対応OSは、Solaris、Linux、Windows XP/2000 Professional、Windows Me/98。
StarSuite 6.0は、150ユーザー以上の大規模企業を対象にした「StarSuite 6.0 エンタープライズ版」と、小規模企業や個人ユーザーを対象にした「StarSuite 6.0 リテール版」の2種類が用意される。エンタープライズ版はパートナーを通じて発売され、リテール版はソースネクストが販売を行う。同製品のライセンスがユニークなのは、1人のユーザーは、OSを問わず最大5台までのコンピュータにインストールし、利用できる点だ。
価格と発売日だが、エンタープライズ版が7500円(150ユーザーライセンス時の1ユーザーライセンス)で5月22日から、リテール版が1万3800円で6月21日からとなる。なお、今後小中高等学校や大学などの学校教育機関(学校教育法に定められた機関)などには、StarSuite 6.0のライセンスを無料にする特別措置を設けるという。
同製品は、「Microsoft Office」のファイルの読み書きや編集も可能で、従来からのドキュメント資産をそのまま継承できるという。例えば「Microsoft Word」では、6.0/95/97/2000/XPのファイルの読み書きが可能だ。マイクロソフト製品以外でも「一太郎」などのファイルやロータス1-2-3などのファイルの読み込みが可能となっている。
このほか、ターボリナックスは同製品をバンドルしたLinuxのデスクトップ用OS「Turbolinux 8 Workstation」を、5月31日より販売すると発表した。
[関連リンク]
サン・マイクロシステムズの発表資料
ソースネクスト
ターボリナックス
ジャパンの発表資料
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