シスコの管理ツールとOpenViewが1パッケージに

2002/7/2

 日本ヒューレット・パッカードは7月1日、シスコシステムズとネットワーク管理で提携したことを発表した。シスコの管理ツール「CiscoWorks2000」製品群とHPの「hp OpenView」が結合し、管理の利便性が向上するという。

 今回の提携により、シスコのWANおよびLANの管理ソフトウェア群「CiscoWorks2000」とHPの管理ソフトウェア「hp OpenView」、さらにサン・マイクロシステムズのサーバ管理製品「Sun Management Center」およびハードウェアを一体化して提供することが可能となる。日本HPとサンはすでに、提携して統合強化を図ってきており、シスコのネットワーク管理ソリューションが加わることにより、より精度の高いネットワークおよびシステム管理の実現を目指す。また、サンのハードウェアはCiscoWorks2000のプラットフォームとして利用されている事例が多く、ユーザーは投資を守りながら効率の良いシステムやネットワーク管理環境を実現できるという。

 これにより、CiscoWorks2000により検出されるTrapやシスコ製ネットワーク機器の障害監視データはOpenView Operationsに集められ、一元的に管理ができる。

 東京都内にあるシスコのネットワークソリューションセンター内に検証環境を構築し、技術検証を行う。検証済みの製品はパッケージ化して提供する。また、サイトロックとの提携により、同社から24時間365日のリモートによる運用監視サービスなども提供される予定だ。

[関連リンク]
日本HPの発表資料
シスコシステムズの発表資料
サン・マイクロシステムズ
サイトロック

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