メルコ、無料の無線スポットサービスを提案

2002/7/3

 メルコは7月2日、真のユビキタスネットワークの実現に向けた新ソリューションを発表した。今後、無線LANによるインターネット接続スポットの普及に力を入れ、そのためにインターネット無線スポットサービス「FREESPOT」を提案し、同社の製品群を利用してソリューションを提供していくというものだ。

 FREESPOTは、アクセスのための認証・課金を必要としない無料のインターネット無線スポットサービス。無線スポットの設置オーナーは、無線スポット利用者への情報発信を行うことができる。同社では、FREESPOTを設置するために必要なハードウェアと設定サービス、案内支援ツールをセットにした「FREESPOT導入キット」を、価格3万9800円で7月中旬から発売する。

メルコ 代表取締役の牧誠氏

 同社 代表取締役の牧誠氏は「無線LAN設備を開設・維持するうえで費用がかかる要因は、認証や課金のシステム、信頼性、使い方が分からないユーザーへのサポートだ。これらの要因を取り除くことでコストダウンを図り、純粋な接続サービスのみを無料で提供するのが、今回のフリースポットの考え方。実際の維持費は、インターネットにアクセスするための(ADSLサービスやプロバイダの)回線費用と、設備を3年間で償却するとして、月々4000円程度になる」と述べた。また、有料の無線スポットサービスとは「信頼性やサポート面での差が出るので、競合するとは考えていない」という。

 すでに、伊勢神宮会館、大須商店街、ヨドバシカメラなどがFREESPOTの導入を決定しており、同社では2003年3月末までに、FREESPOTを1万カ所に設置することを目標としている。

 さらに、FREESPOTの設置を推進する「FREESPOT協議会」を設立した。すでに、コンパックコンピュータ、シャープ、東芝、日本テレコム、松下電器産業、JENSが参加を表明している。

  同社がこの日、同時に発表したのが「いつでもどこでもオフィス」環境を実現するためのBAO(BUFFALO Anywhere Office)構想だ。

 このBAO構想の実現にあたり、1.無線LANセキュリティソリューション、2.VPNソリューション、3.FREESPOTソリューションの3つのソリューションを展開していく。1と2については、5月に発表したルーセント・テクノロジーとの協業によるセキュリティ技術を提供する。

 無線LANセキュリティについては、IEEE 802.11xに対応したアクセスポイント「WLM-L11G」と、それと組み合わせるIEEE 802.11x対応RADIUSサーバソフト「AirStation Radius WL-RA1X」を提供。WL-RA1Xはルーセントの「NavisRadius」のOEM品となる。AirStation Radius WL-RA1Xは、2サーバ+5APライセンスの基本パッケージが19万8000円となっている。

 VPNソリューションについては、ルーセントのVPNファイアウォール「Brick」とIPマネジメントシステム「VitalQIP」のOEM提供を受け、それを提供していく。

[関連リンク]
メルコの発表資料(FREESPOT)
メルコの発表資料(BAO)
メルコの発表資料(ルーセントとの協業)

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