ベリタス、Exchange Serverのダウンタイムを最小に
2002/11/22
ベリタスソフトウェアのマーケティング本部 プロダクトマーケティング マネジャー 中野逸子氏 |
ベリタスソフトウェアはマイクロソフトのExchange Server 2000向けのストレージ管理ソリューション「VERITAS Edition for Microsoft Exchange 2000 v1.1J」を12月10日に発売すると発表した。電子メールのバックアップ機能があり、メンテナンスや障害に対するリカバリの時間を最小限にできるという。価格は47万1000円から。
ベリタスのマーケティング本部 プロダクトマーケティング マネジャー 中野逸子氏は企業の電子メール利用について「電子メールサーバは止めることができず、メンテナンスやトラブルの際のリカバリ時間を短縮することが求められている。ストレージ容量の不足も深刻」と現状を説明。「ストレージをいかに効率的に使い、管理するかが、コスト削減のためにも求められている」と述べた。
VERITAS Edition for Microsoft Exchange 2000 v1.1Jはストレージ管理ソリューション「VERITAS Volume Manager」をベースに、Exchange Server向けに開発した製品。Exchange Serverで利用しているストレージを一括して管理することができるようになる。電子メールのサービスを停止させずに、ストレージの移動や再構成が可能で、サーバのダウンタイムを削減できる。ディスクの物理的な障害が起きたときでも、あらかじめ設定しておいたディスクに自動的にサービスが切り替わり、ダウンタイムを最小にする。
VERITAS Editionには電子メールサーバのスナップショット機能があり、データのバックアップを自動で行うことができる。VERITAS Editionにはそのほかにもストレージの自動検出や、SAN(Storage Area Network)への対応などがあり、管理者の作業効率を向上させる。
ベリタスとマイクロソフトはWindows Serverのバックアップ技術を共同で開発するなど、協力関係にある。ベリタスの代表取締役社長 上村美喜男氏は「ウィンドウズマーケットは非常に重要と考えている。ベリタスにとってサン、ヒューレット・パッカード、IBMに続く4つ目の柱になると考えている」と述べた。ベリタスはSQL Serverのストレージ管理ソリューションも開発していて、来年にも発売するという。
(垣内郁栄)
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