500円のDNSサーバ、IIJが運営管理を請負
2003/3/27
インターネットイニシアティブ(IIJ)は個人、中小企業向けのインターネット接続、ホスティングサービスの「IIJmio」(IIJミオ)に、DNSサーバの運用、管理を請け負うサービスを追加すると発表した。ユーザーはDNSサーバをIIJにアウトソースすることで、固定IPアドレスを使ってWebサーバを構築できるようになる。
IIJミオはネット接続や電子メール、ホスティング、モバイルアクセスなどの各サービスを組み合わせて利用できるサービス。ネット接続はフレッツの固定IPアドレスに対応していて、サーバ構築をするユーザーからDNSサーバのアウトソースの要望が多かったという。IIJによると、IIJミオはもともと個人ユーザー向けのサービスだったが、低価格なため、利用者の約半数はSOHO、中小企業などだという。
DNSサーバのアウトソーシングサービスの名称は「IIJmioシンプルDNSサービス」。IIJがプライマリDNSサーバ、セカンダリDNSサーバを運用、管理する。ユーザーはDNSレコードを編集することで、固定IPアドレスを使ってWebサーバやメールサーバを構築できる。編集できるDNSレコードは、Aレコード、AAAAレコード、MXレコード、CNAMEレコードで、会員専用のWebページで編集する。
IIJの営業企画部 市場開発室の加藤清光氏 |
DNSサーバサービスの利用料は月2500円。IIJミオのフレッツADSLとBフレッツの固定IPサービスを利用しているユーザーは月500円で利用できる。
IIJの営業企画部 市場開発室の加藤清光氏はIIJミオのDNSサーバサービスについて、「煩雑で手間のかかるDNSサーバの運営をIIJにアウトソースすることで、専任の担当者がいない中小企業でもサーバ管理を簡単にできる」と述べ、そのメリットを強調する。「IIJミオはIIJの法人向けサービスと同じ品質なのが売りだ。IIJの法人向けに比べて低価格で利用できるDNSサーバの新サービスで、新規顧客を開拓したい」と語った。
(垣内郁栄)
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IIJの発表資料
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