減少するメインフレーム技術者をソフトでサポート、BMC

2003/5/24

 BMC ソフトウェアはIBMのメインフレームOSをGUIで管理できるようにする新ソリューション・ファミリ「System Advisor for z/OS」を発表した。コンポーネント製品で、System Advisorのベースとなる「System Explorer for z/OS」を7月に出荷開始する。BMCの代表取締役社長 藤野雅敏氏は、「メインフレームでリソース不足に陥っている顧客企業が多い。新製品でそのニーズにこたえたい」と述べた。

BMC ソフトウェアの技術本部 ソリューションアーキテクト 小田嶋孝志氏

 System Advisorはメインフレーム向けに30年以上の歴史があるBMCのソフト「MAINVIEW」ファミリの一部。BMCの技術本部 ソリューションアーキテクト 小田嶋孝志氏は、「経験のある40代〜50代のメインフレーム技術者が今後リタイヤしたり、管理部門に移動して現場を離れる。メインフレーム技術の習得には最低5年はかかる。技術者不足は深刻だ」と説明。「System Advisorは、経験の浅いメインフレーム技術者の作業をサポートし、熟練の技術者は作業効率を上げることができる」とメリットを強調した。

 System Advisorのコンセプトはメインフレームの管理作業をWindowsのGUIに“外出し”すること。通常はメインフレームのコンソールで行っている作業をWindows上で行える。操作にPCを使うのでメインフレーム内のリソースを消費することもない。対応するのはz/OSとOS/390。

 7月に出荷されるSystem Explorerは、System Advisorファミリの中心になる製品。メインフレームでのジョブの投入や参照、ファイル管理、システム・リソースの管理をWindowsのGUIで可能にする。「メインフレームの操作技術は不要」(小田嶋氏)だという。価格は130万円から。BMCはSystem Advisorファミリのほかのコンポーネント製品を順次発売する予定。Sysplex環境を構成管理するツールを年内にも出荷する。今後、20以上の管理ツールを発表するという。藤野氏は、「BMCの国内メインフレーム顧客は約200社。その20〜30%をSystem Advisorでカバーできれば」と目標を説明した。

 IBMが最上位機種「zSeries 990」を発表するなど、メインフレームの話題はいまだ多い。米調査会社の報告では、ミッションクリティカルなデータの50%以上がメインフレームで管理されているという。藤野氏は「BMCは今後もメインフレームに投資していく」と強調した。

(垣内郁栄)

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