SourceForge.netを支える共同開発プラットフォーム登場
2003/5/30
VA Linux Systems ジャパンは5月29日、Webベースのソフトウェア共同開発プラットフォーム「Source Forge 3.1 Enterprise Edition」を発売した。同製品はソフトウェアで発生するさまざまな情報を一元的に蓄積し、複数人のチームをサポートすることが可能な開発プラットフォームであり、オープンソースのコミュニティサイトSourceForge.netでも実際に採用している。
同製品は、複数の開発者がオープンソースのアプリケーションを開発するサイト開発・運営のノウハウから生み出されたものだが、分散した開発拠点、組織、開発部門を持つ企業がWebアプリケーション開発を行う際にも有効に機能する。30人〜2万人の開発チームのサポートが可能である。
そもそも、多人数のスタッフがかかわる開発案件の問題として指摘されるのが、孤立した開発環境、非効率的な開発プロセス、管理体制、不適切な開発インフラといった負の要因が引き起こすコストの増加である。一方で開発現場では、コストの削減や短納期の圧力が日増しに高まっているという状況がある。
Source Forge 3.1 Enterprise Editionが目指すのは、アプリケーション開発を巡るさまざまな局面での効率性の追求である。各役割にアクセス権限を設定し、柔軟なアクセス制御を可能にしたり、開発者の作業項目や進捗率をリアルタイムで把握できるようにすること、タスクの進ちょく報告やトラッキングデータの変更内容をメールで通知する機能などプロジェクト管理に必要なさまざまな機能が盛り込まれ、さらに、開発過程で作成される文書やその変更履歴の一元管理といったナレッジマネジメントの機能、開発支援管理機能などを盛り込んでいる。
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