IPフィルタリング機能を装備したレイヤ2スイッチ、アライド
2004/2/3
アライドテレシスは2月2日、IPフィルタリング機能を装備した“レイヤ2 プラス”インテリジェント・スイッチ「CentreCOM 8424TX」と「同 8424XL」を2月2日から順次出荷すると発表した。両製品とも10BASE-T/100BASE-TXを24ポート装備したレイヤ2スイッチで、8424TXは小型の筐体を用いた省スペース設計、8424XLは拡張モジュールによってギガビットイーサネットを最大2ポートまで搭載することができる。筐体サイズをそれぞれ1Uに収め、ラック内の省スペース化を実現、またファンレス設計により動作音を抑えた。加えて、空調設備のない設置環境での使用も想定し、動作時温度を最大50度まで引き上げることができるファンモジュールを用意している。
両スイッチ製品の特徴は、レイヤ3スイッチの機能だったIPフィルタリング機能を実装したことで、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル、ポートなどにより通信パケットをフィルタリングすることが可能となり、セキュリティの強化、柔軟なネットワーク設計も行えるようになった点。“レイヤ2 プラス”というカテゴリは、フィルタリング機能を実装したレイヤ2スイッチのことであり、このようなハイブリッド機能で従来製品との差別化を図る。
両製品とも、外部コンパクトフラッシュメモリに対応し、設定内容の保存、インストールを容易に行うことができるほか、外部リダンダント電源装置による電源の二重化(8424XLのみ)に対応、3月下旬にリリースを予定しているファームウェアにおいて、IEEE802.1x認証機能やIEEE802.1wラピッドスパニングツリー機能などがサポートされ、冗長性を保つ工夫がほどこされている。
なお、同社は1月19日にレイヤ3スイッチの新製品として、10BASE-T/100BASE- TX×24ポートの「CentreCOM 8724SL」と48ポートの「CentreCOM 8748SL」を発表している。
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