グリッドを推進する新組織、IT業界横断で発足
2004/4/22
IT業界の大手企業は4月20日(米国時間)、「Enterprise Grid Alliance(エンタープライズ・グリッド・アライアンス:EGA)」を発足した。グリッド・コンピューティング実現のための製品開発および導入促進のためのコンソーシアムである。発足時の理事会は、EMC、富士通-シーメンス・コンピューターズ、ヒューレット・パッカード、インテル、NEC、ネットワーク・アプライアンス、オラクル、サン・マイクロシステムズで構成する。
同コンソーシアムは、グリッド環境で商用アプリケーションを実装するのに必要な短期的な条件を扱う。当面、重点的に取り組む分野は、参照モデル、プロビジョニング、セキュリティ、課金など。このような分野を始めとして、エンタープライズ・グリッドを利用するうえで企業が遭遇する障害を特定し、課題を解決するための相互運用可能なソリューション開発を行っていく。
EGAの会長で米オラクル 標準化戦略・アーキテクチャ部門のバイスプレジデント ドナルド・ドイッチュ(Donald Deutsch)氏はEGA発足の主旨について、「グリッド・コンピューティングのメリットを、学術分野や科学技術分野の領域を超えてエンタープライズにまで拡大させるため」と説明する。
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