ISSが中小向けセキュリティ監視サービス、月額4万円から

2004/10/15

 インターネット セキュリティ システムズ(ISS)は中小規模の企業、事業所向けのセキュリティ監視サービス「マネージド プロテクション サービス for SMB」(MPS for SMB)を12月1日に提供開始すると10月14日に発表した。価格は事業規模に応じて月額4万円、8万円、16万円の3コースを用意する。

ISSのマネージド セキュリティ サービス部 部長 徳田敏文氏

 MPS for SMBは企業や事業所にISSの統合型セキュリティアプライアンス「Proventia Mシリーズ」を設置し、ISSのセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)がネットワーク経由で監視するサービス。Proventia Mシリーズはファイアウォールや不正侵入防御、アンチウイルス、アンチスパム、コンテンツ・フィルタリングなどの機能があり、ユーザーはどの機能を利用するかを選択できる。ISSのマネージド セキュリティ サービス部 部長 徳田敏文氏によると、Proventia MシリーズはP2Pアプリケーションやチャット、Webメールなどの通信を検知しブロックする機能もあり、「情報漏えい対策にも効果的。内部ネットワークのセキュリティ対策にもなる」という。

 監視サービスではISSと顧客がサービスレベル・アグリーメント(SLA)を結び、SLAに違反した場合はISSが違約金を支払う。SLAは、ISSのセキュリティ研究開発組織「X-Force」が特に危険と認めた既知の攻撃を完全に防御することや、シグネチャのアップデートを48時間以内に適用すること、ポリシー変更を24時間以内に適用することなどを保証。SLAに違反した場合は月当たり最大で250万円を顧客に支払うという。SLAの項目はISSの別の監視サービスと比べると少ないが、徳田氏は「中小規模企業では担当者がいないケースが多いため通知のSLAは外した。その代わりに防御のSLAで手厚くサポートする」と述べた。

 従業員が5〜50人の小規模事業所はProventia M10を利用し、月額4万円。50〜250人の中規模事業所はProventia M30を利用。月額料は8万円。従業員が250〜500人の中規模企業、事業所はProventia M50を使い、月額16万円となっている。ほかにProventiaのレンタル料金がかかる。

(編集局 垣内郁栄)

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インターネット セキュリティ システムズの発表資料

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