PtoPアプリにお困りでは? パケッティア

2004/11/9

 パケッティアは、帯域管理製品「Packet Shaper」シリーズで利用する管理ソフトウェアの新バージョン「Packeteer7」を11月5日に発表した。Packeteer7は、ネットワーク帯域を圧迫するアプリケーションを自動的に発見し、制御を行う「アダプティブ・レスポンス」や、レイヤ2−7レベルのネットワーク、アプリケーションパフォーマンスをモニタリングする「アプリケーション・フロー・モニタリング」などの新機能が追加された。

米Packeteerのマーケティングディレクタのジェフ・バーカー氏

 米Packeteerのマーケティングディレクタのジェフ・バーカー(Jeff Barker)氏は、Packeteer7の新機能について「SAP/3やVoIPといった重要なアプリケーションに求められるWANの帯域を保証する。ネットワークのパフォーマンスに悪影響を与えるPtoPなどのアプリケーションを自動的に制御できる」と説明した。

 アプリケーションを自動制御するためのポリシーは、ネットワーク管理者が定義する。自動警告の範囲の設定や回避動作の設定もできる。

 バーカー氏は企業のネットワークがフレームリレーからMPLSベースのIP-VPNサービスに移行することで「フローベースのトラフィックを流れるデータの可視性が失われている」と指摘。「Packeteer7.0はトラフィックを統合的に分析・制御・加速化させることで、企業のWANトラフィックに適応性を与える」と語り、新バージョンがトラフィックを自動的に最適化させることができるとアピールした。

 Packeteer7は、現行のPacket Shaperシリーズで利用できる。ソフトウェア保守契約を結んでいる既存ユーザーは、無償で新ソフトウェアを入手可能。10月5日に発表された通信事業者や大企業向けのギガビットイーサネット対応の最上位機種「PacketShaper 10000」にも対応する。

(編集局 富嶋典子)

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パケッティアの発表資料

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