Backup Execの導入を支援、ベリタスが21万円で提供

2005/2/10

 ベリタスソフトウェアは2月9日、「VERITAS Backup Exec 10.0 for Windows Servers」の導入を支援するコンサルティングの新サービスを始めたと発表した。基本プランは21万円から(ライセンス料は別)で、Windowsプラットフォームを主に使っている中堅企業をターゲットにする。

ベリタスソフトウェアのエンタープライズ コンサルティング サービス部プロジェクトマネージャー 津久井孝利氏

 ベリタスは2004年に発表したディザスタリカバリの構築支援など自社部隊によるコンサルティングサービスの拡充を急いでいる。要件定義から始まるフルラインアップのコンサルティングも手がけるが、企業のニーズに合わせて、「必要なサービスを必要な分だけ提供することも多い」と同社のエンタープライズ コンサルティング サービス部プロジェクトマネージャー 津久井孝利氏は話す。今回の「データ保護ソリューションの導入支援サービス」もその一環で、小規模なコンサルティングサービスを中堅企業に提供する。

 Backup Execの導入支援サービスは、顧客企業に記入してもらったヒアリングシートを基に、パッケージの導入、ライブラリの接続、クライアントのバックアップポリシーの設定、バックアップのテスト、リストアのテスト、パラメータの文書化などを行う。最短の場合、1〜2日で終了する。

 ベリタスは導入支援サービスのオプションとして、「Central Admin Server」「Remote Agent」などの導入も行う。Backup Execを核にさまざまなオプションを組み合わせることで、複数の部署のデータを統合的にバックアップするシステムや、リモートオフィスにあるデータのバックアップ、データベースに対応した高速バックアップなどを中堅企業に提案する。

 コンサルティングサービスはベリタスのコンサルティング部隊の10人程度が主に担当するが、提案の規模によってはパートナー企業のエンジニアが参加する場合もある。津久井氏は「パートナーのエンジニアがベリタス製品の技術を修得するには時間がかかる。共同でコンサルティングサービスを行うことでパートナーのエンジニアが技術を修得するための手助けになることも狙っている」と述べた。

 導入支援サービスはBackup Execの販売パートナーだけでなく、ライセンスを販売しないシステム・インテグレータ経由でも提供する。ベリタスがエンドユーザーに直接、サービスを提供することもある。津久井氏によるとベリタスのコンサルティングサービスの売り上げは四半期ごとに30%成長していて、導入支援サービスの提供などで「これから飛躍的に伸ばす」としている。

(@IT 垣内郁栄)

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ベリタスソフトウェアの発表資料

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