業務設計者が作成・実行できるビジネスプロセステストツール

2005/2/26

マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン マーケティング部 プロダクト・マネージャー 岡崎義明氏

 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは2月25日、開発したアプリケーションソフトが業務要件通りに正しく機能するかどうかを検証するツール「Mercury Business Process Testing 8.2」を発表した。

 この種のテストは通常、ビジネスプロセステストと呼ばれる。単体テストや結合テストと呼ばれるテストは、ソフトウェアが仕様通りに機能するかどうかを検証するもので、あくまでソフトウェアそのものの品質を見極める目的で行う。一方、ビジネスプロセステストは、顧客が行う業務の流れ(ビジネスプロセス)がそのアプリケーションソフトに正しく実装され、きちんと動作するかをみる。

 従来、ビジネスプロセスのテストは、業務設計者と呼ばれる開発スタッフが手書きで作成したテスト設計書に基づき、テストエンジニアが自動テストツールを使って、記録・再生することで行っていた。しかし、この方法の場合、業務設計者とテストエンジニアとの間にギャップが生じ、十分なテストが行われないという問題が指摘されていた。

 マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン マーケティング部 プロダクト・マネージャー 岡崎義明氏は、Mercury Business Process Testing 8.2を活用することで「業務設計者がテストエンジニアに頼らずにビジネスプロセステストの作成ができるようになった」とその利点を述べる。そしてテストエンジニアは、ビジネスプロセステストの作成から解放され、本来の作業である単体テストや結合テストに注力することが可能となる。

(@IT 谷古宇浩司)

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