小規模出版、インディーズをサポート、「Amazon e託販売サービス」開始
2006/6/13
アマゾン ジャパン e託販売サービス 統括マネージャー 根来香里氏 |
アマゾン ジャパンは6月12日、小規模出版社やインディーズ・レーベルなどの商品を委託販売する新サービス「Amazon e託販売サービス」を開始したと発表した。
同サービスの対象者は商品の販売権を持つ企業や著者など。委託販売の対象商品は、書籍や音楽CD、ゲームなどISBNもしくはJANコードが印刷されているパッケージ商品で、同社の物流センター(アマゾン市川FC)に委託在庫として保管し、顧客の注文に対して通常24時間以内に発送可能な状態を保つ。利用料は年会費9000円。同サービスへの参加条件は、登録する商品の販売権を持っている日本国内の事業体もしくは20歳以上の個人。カタログ登録する商品には、ISBNかJANコードが必須となる。また、法人所在地は日本国内とし、銀行口座も日本国内にあることが条件である。
大手卸業者経由の流通体制に加え、メーカーや出版社と直接取引をする流通体制も構築することで、通常24時間以内発送商品数の拡大と、取り扱い商品数の拡大を狙う。ロングテイルビジネスモデルの「テイル」の部分の強化にもつながる。なお、出版社・メーカーからの「少ロット出荷」に対応した定額制集荷サービスも整備した。
(@IT 谷古宇浩司)
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