ネオジャパン、Ajaxを採用したデスクネッツをリリース

2006/7/6

 ネオジャパンは7月4日、同社のWebグループウェアの最新版「desknet's 5.0」を発表した。7月11日より試用版の提供を開始し、8月2日から出荷を開始する予定だ。Ajaxで開発したアドオンを追加することで、Windowsアプリケーションと同じような操作が可能になり、Webブラウザベースであることを感じさせないインターフェイスが特徴となっている。

 最新版のdesknet's 5.0では、ユーザーからの要望を基にして20カ所以上の機能改善を行ったほか、米MBテクノロジーズが開発したAJAX開発フレームワーク「Bindows」を採用して開発したアドオン「desknet's with Ajax」の利用が可能となっている。具体的には、desknet'sがインストールされているサーバにアドオンを追加することによって、Ajaxで開発したユーザーインターフェイス(UI)が利用可能になるというもの。UIは、管理者やユーザーがHTML版かAjax版かを選択することができる。

 価格はdesknet's 5.0が、4万1790円(5ユーザーライセンス)から。desknet's with Ajaxはdesknet'sとは別に年間ライセンスの購入が必要で、5ユーザーで1万8900円/年からとなっている。現在は期間限定のキャンペーンを実施しており、1年間のみの5ユーザーライセンスを6300円で提供する予定だ。

 desknet's with Ajaxによって、電子メールやスケジュールなどのインターフェイスがAjax化された。Ajax化されたことで、Windowsアプリケーションと同じように、Webブラウザ上でメールの振り分けなどをドラックアンドドロップでできるようになったほか、右クリック操作で独自メニューの表示などができるようになった。

 Ajax化されたインターフェイスについて、ネオジャパンの稲葉久美子氏は「これにより、難しい操作になれていないユーザーも、グループウェアが使えるようになるのではないか」とメリットを説明した。また、Ajaxを採用したことで、サーバとのデータ通信量が減るのでサーバのCPU負荷を軽減でき、パフォーマンスがHTML版よりよくなるという。

 現在Ajax化されているのは、まだdesknet'sの22ある機能の一部のみ。今後は、インフォメーション機能や伝言機能、設備予約機能などもAjax化していく予定だ。22機能をすべてAjax化した際には、別製品としての販売も検討しているという。

(@IT 大津心)

[関連リンク]
desknet's with Ajax

[関連記事]
ネオジャパン、Ajaxを利用してWebブラウザをデスクトップのように (@ITNews)
メール無視が激減? ネオジャパンの新顧客対応システム (@ITNews)
リコーとネオジャパンが考える紙と電子文書の一元管理方法とは? (@ITNews)
グループウェア市場でNotes/Dominoが狙われる理由 (@ITNews)
スタバのフードサービス部門が導入したCRM (@ITNews)
進化する“コールセンター”システム、アバイア (@ITNews)

情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)