Weekly Top 10
Google Appsだけでなく、OpenOffice.orgも全社導入した会社
2007/03/26
先週の@IT NewsInsightのアクセスランキング1位は「堀江被告の実刑判決と、地裁に現れた謎の“サークル”」だった。堀江被告は懲役2年6月の実刑判決を命じられた。ライブドアで堀江被告の右腕だった宮内亮治被告も懲役1年8月の実刑。法人としてのライブドアも罰金2億8000万円を命じられるなど、ライブドア事件の判決が相次いだ。
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個人的に気になったのは4位の「Google Appsを全社導入した会社」であるリアルコムのこと。Google Appsの全社導入にも驚いたが、詳しく話を聞くとオープンソースのオフィスソフトウェア「OpenOffice.org」を社の標準として導入しているとのことで、さらに驚いた。外部とファイルをやりとりする事務系従業員は「Microsoft Office」を使っているというが、全社70人の3分の1に当たる技術系の従業員はOpenOffice.orgを使い、ライセンス費用を削減しているという。社内の標準がOpenOffice.orgなので、Microsoft Officeを日常使う従業員もOpenOffice.orgをインストールしているという。
OpenOffice.orgは従来、「Microsoft Officeの互換ソフトウェア」としての色合いが強かったように思う。しかし、OpenOffice.orgが「Open Document Format for Office Applications」(ODF)を採用する一方で、Microsoft Officeが最新版の2007で「Office Open XML」(OOXML)をベースするなど、違いが出てきた。それぞれの陣営がフォーマットの標準化を目指していて、動向次第ではオフィスソフトウェアの市場が変わる可能性もある。企業はODFとOOXMLのどちらを使うのか、いずれ選択を迫られるのではないか。
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