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日本ネティーザ株式会社 |
ネティーザ、分析専用「DWHアプライアンス」で
パフォーマンスが驚異的に |
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5月18日に新高輪プリンスホテルで開催された「SPSS Data Mining Day 2006」に出展した日本ネティーザは、同社の主力製品「Netezza Performance Server」を紹介していた。同社 代表取締役 ダグラス・エッツェル(Douglas Etzel)氏に同製品のポイントを聞いた。
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日本ネティーザ 代表取締役 ダグラス・エッツェル氏 |
Netezza Performance Server(NPS)は、データベースとサーバ、ストレージが1つの筐体に統合したデータウェアハウスアプライアンス。分析に特化することで、パフォーマンスを他社の10倍〜50倍に高めたのがポイントだという。このにわかには信じ難いパフォーマンスを実現するのは、「Asymmetric Massively Parallel Processing:非対称型超並列処理」(AMPP)という独自の構造にある。
AMPPでは、「SPU(スニペット・プロセシング・ユニット)」と呼ばれる1つの小型ボードに、CPUとメモリ、ハードディスクを搭載。これをワンセットにして、1つのシステムに28個〜896個のSPUを搭載する。
この構成により、ハードディスクから出たデータを、すぐSPU上のCPUで処理できるため、飛躍的に処理能力が向上するのだという。エッツェル氏は、「データウェアハウスでボトルネックになるのは、サーバとストレージの間でデータをやりとりする部分だ。AMPPではこの部分を分散しているのでパフォーマンスを改善できた」と説明する。
エッツェル氏は「分析は試行錯誤するものだ。しかし、時間がかかってはそれもできない」と指摘。数百ギガバイト〜100テラバイトの詳細データに直接アクセスしてアドホック検索ができるNetezzaこそ、分析用アプライアンスに最適だと強調した。また、同氏はNetezzaが分析専用アプライアンスである点を挙げ、「一般業務でアクセスするデータは通常のデータベースで運用し、分析用データはNetezzaで運用するのが最適だろう」といった使い方も提案した。
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「SPSS Data Mining Day 2006」に出展していた日本ネティーザのブースでは、SPUの実機やNPSとSPSS Clementineを連携したデモが紹介されており、来客者は熱心に説明を聞いていた |
提供:日本ネティーザ株式会社
企画:アイティメディア
営業局
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2006年7月28日
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