XPath
XML Path Language
XPathは、XML文書の特定の部分を指し示す構文を規定する。XPathを利用すれば、XML文書中にアンカーなどが埋め込まれていなくとも、文書中の任意の位置を指し示すことができる。
XPointerとXSLTは、両者の間で類似の機能を使用するため、共通機能部分を取り出して標準仕様としてまとめたものがXPathである。XPointerまたはXSLTを学ぶ者は、XPathも同時に学ばねばならない。逆に、XPointerとXSLTの両方を学ぶ者は、XPathを学ぶことで共通部分の修得を1回で行うことができる。
XPath 1.0は1999年11月にW3Cの勧告となっている。
下記のXML文書を例にXPathを表記してみよう。XPathでは、ルートノードを“/”で表す。要素aはルートノードの下にあるため、“/a”となる。また、要素bや要素dを表す際には、“/a/b”や“/a/b/d”となる。
<a> |
また、“//p[id="foo"]
”は、あるXML文書中に存在するすべてのp要素の中で、その要素のid属性が“foo”であるものを選択するXPathの表記例である。
関連記事
関連用語
■XPointer
/ XML Pointer Language
■XSLT / XSL Transformations
■勧告 / Recommendation
■W3C / World Wide Web Consortium
■XML / Extensible Markup Language
■XSLT / XSL Transformations
■勧告 / Recommendation
■W3C / World Wide Web Consortium
■XML / Extensible Markup Language
リンク
XML & SOA フォーラム 新着記事
- QAフレームワーク:仕様ガイドラインが勧告に昇格 (2005/10/21)
データベースの急速なXML対応に後押しされてか、9月に入って「XQuery」や「XPath」に関係したドラフトが一気に11本も更新された - XML勧告を記述するXMLspecとは何か (2005/10/12)
「XML 1.0勧告」はXMLspec DTDで記述され、XSLTによって生成されている。これはXMLが本当に役立っている具体的な証である - 文字符号化方式にまつわるジレンマ (2005/9/13)
文字符号化方式(UTF-8、シフトJISなど)を自動検出するには、ニワトリと卵の関係にあるジレンマを解消する仕組みが必要となる - XMLキー管理仕様(XKMS 2.0)が勧告に昇格 (2005/8/16)
セキュリティ関連のXML仕様に進展あり。また、日本発の新しいXMLソフトウェアアーキテクチャ「xfy technology」の詳細も紹介する
|
|