「Oracle Exadata」の国内NO.1販売数を誇るNECが、一次サポートの対象をEngineered Systems 5製品に拡大した。独自の技術/ノウハウも加えてEngineered Systemsの活用を強力に支援する同社は今後、企業のデータ活用をどのように加速しようとしているのだろうか? [プライベートクラウド/データベース統合][Engineered System]
NECは先頃、年間を通じてオラクル製品とサービスを活用し、顧客の課題解決にまい進してビジネスの発展に大きく貢献したグローバルパートナーに贈られる「Oracle Global Award 2016」において、「Oracle Excellence Award Specialized Partner of the Year:Database - Global」を受賞した。同社は「Oracle Exadata」を国内で最も販売したパートナーでもあり、今夏(2016年8月)には一次サポートの対象製品を「Oracle Big Data Appliance」などEngineered Systems 5製品にまで拡大している。こうしたEngineered Systemsへの取り組み、そしてNECならではの強みについて、NEC クラウドプラットフォーム事業部 事業部長の岸上信彦氏に、日本オラクルの藤田弥門氏(常務執行役員 アライアンス事業統括)が聞いた。
日本オラクル 藤田氏 まずは2015年から2年連続となるOracle Global Awardの受賞、本当におめでとうございます。
NEC 岸上氏(以下、敬称略) ありがとうございます。これも長年、日本オラクル様との良好なパートナー関係を築き上げてきた成果の1つだと考えています。
藤田 NEC様はオラクル製品を幅広く取り扱われていますが、今回は特にEngineered Systemsについて話をお聞かせください。Engineered Systemsを含む垂直統合型サーバの市場は近年、大きく拡大していますが、おかげさまでオラクルはここでNo.1のシェアを獲得しています。今後も、当社はこの領域に注力し、製品ラインアップを拡充していく予定です。
NEC様は国内パートナーとしてOracle Exadataを最も多く販売されていますが、その秘訣は何でしょうか?
岸上 NECは2012年からOracle Exadataの取り扱いを開始し、順調に販売台数を伸ばしてきました。近年のお客さまのご要望には「Oracle Databaseの集約によるコスト削減」や「基幹系システムに蓄積したビッグデータを活用するための基盤構築」といったものが多く、私たちはそのためのソリューションとしてOracle Exadataをご提案し、多くのお客さまに導入させていただきました。
NECとしてOracle Exadataを含めたEngineered Systemsの販売において特にこだわっているのは、出荷前の検査から導入後のサポートまで、トータルで提供できる体制を整えていることです。Engineered Systemsを出荷する際には当社の甲府工場で独自に検査を行い、初期不良や輸送時に生じたトラブルの有無を確認したうえでお客さまにお納めしています。
また、47都道府県をカバーする約400カ所のサービス拠点網でハードウェア保守を行っており、日本全国どの地域でも同一のサポートサービスを提供しています。こうした取り組みにより、Engineered Systemsの導入から運用に至るまで、安心してお使いいただける体制を整えていることが、NECならではの特徴だと考えています。
藤田 お客さまにとっては、日本のどこでEngineered Systemsを使っていても手厚いサポートが受けられるので安心ですね。そのような取り組みを進められた背景には、どのようなお考えがあるのでしょうか。
岸上 NECは多くのサーバ製品を提供してきたベンダーでもあり、当社のラインを使って出荷検査を行ったり、あるいは既存の拠点でサポートを行ったりしています。NECが持つリソースやノウハウをEngineered Systemsでも活用すれば、お客さまにより導入していただきやすくなると考えたのです。
藤田 日本のお客さまが必要とするサポート体制をしっかりと整えていただいたことは、オラクルにとっても大きなメリットですし、何よりお客さまにとっては大きな安心感につながりますね。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年1月4日
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