藤田 オラクルは現在、クラウドへの取り組みも強化しており、Engineered Systemsをプライベートクラウド環境でもご活用いただけるようになってきています。プライベートクラウド基盤の構築におけるNEC様の強みを教えてください。
岸上 NECは統合運用管理ソフトとして「WebSAM」を提供しています。このWebSAMとオラクル製品を連携させることにより、Oracle Exadataを含む大規模なプライベートクラウド基盤の統合監視を実現できます。当社のハードウェアとソフトウェアにオラクル製品も加えたプラットフォーム全体の運用監視が行えるようになり、スムーズな障害検知と原因究明、対策ができるようになるほか、物理/論理構成の可視化と影響範囲の特定、稼働状況のモニタリングによる性能監視/分析まで行うことが可能です。
この大規模プラットフォーム統合監視基盤は、既に全日本空輸様でお使いいただいています。24時間365日、安定したシステム運用を実現するために、オラクルのプラットフォームに当社のWebSAMを組み合わせて強固なプライベートクラウド環境の運用基盤を作り上げました。
なお、この運用管理基盤の構築では、国内で初めてOracle Enterprise Managerの拡張フレームワークである「イベント・コネクタ」を用いたソフトウェアをNECとオラクルで共同開発しています。これにより、イベントやアラート情報の可視化と障害対応の迅速なナビゲートが可能になりました。
藤田 プライベートクラウドの基盤が大きくなれば、それだけ運用の負担も大きくなります。それに対して、Engineered Systemsも含めて統合監視できるソリューションが用意されているのは心強いですね。
オラクルは、既にパブリッククラウド「Oracle Cloud」でさまざまなサービスを提供している他、先頃、お客さまやNEC様などのデータセンターでEngineered Systemsをサブスクリプションモデルでご利用いただける「Oracle Cloud@Customer」という戦略も発表しました。こちらでの活用にも期待しています。
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年1月4日
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