SQLでデータを操作する(副問合せを利用したINSERT/相関UPDATE/MERGE):Webブラウザで気軽に学ぶ実践SQL講座(14)(3/3 ページ)
INSERT文の構文をじっくり紹介。基本構文から、条件を指定して処理を分岐させる方法も理解しておこう。今回はExcelで作成したデータの簡単なDBへの移植方法も紹介する。
Excelなどのデータを簡単にDBにロードするには?
「ExcelやCSVのデータをデータベースに取り込みたい」というニーズは多くあります。APEXを使うと、ExcelやCSVのデータを簡単にデータベースにロードすることができます。今回は、その手順を紹介しましょう。
1.ロードするデータの種類を選択する
APEXの「SQLワークショップ」から「ユーティリティ」を選択し、「データ・ワークショップ」の画面に進みます。すると、次の画面例のように、ロードするデータの種類を選ぶことができます。「スプレッドシート・データ」を選択して次に進みましょう。
2.データのロード先を指定する
データをロードする先の表として、「既存の表」または、「新規の表」を選択できます。今回は、既存を選択します。また、ロード元として、「ファイル」または「コピー・アンド・ペースト」を選ぶことができます。「コピー・アンド・ペースト」を選ぶと、Excelなどのデータをコピー・アンド・ペーストで張り付けることができます。
3.表を指定し、データを追加してみる
今回の連載で作成した「MY_PROD」表を指定し、データを追加してみましょう。
4.Excelデータをコピーする
Excelなどに入力するデータをまとめ、データ範囲をコピーします(Excelのデータはご自身で作成してください)。
5.データ内容を確認する
確認画面で、入力されるデータを確認します。
6.結果画面を確認する
今回は、3行を追加したため、成功が「3」となっていることを確認します。
7.追加内容を確認する
SELECT文でMY_PROD表を確認すると、データが追加されていることが分かります。
APEXを使うと、SQLコマンドを使わなくても表を作成したり、データを追加したりできます。APEXだけでも多くのことができるので、ぜひ有効に使ってみてください。
- SQLでデータを操作する(副問合せを利用したINSERT/相関UPDATE/MERGE)
- SQLでデータを操作するときの文法(INSERT/UPDATE/DELETE)
- 高度な副問合せの構文
- 副問合せを使った複雑な条件指定
- データをグループ化して表示してみよう(2)
- データをグループ化して表示してみよう(1)
- 複数の表からデータを取り出して表示させる(2)
- 複数の表からデータを取り出して表示させる(1)
- SQL関数を使って面倒な処理を簡単に済ませる
- SELECT文で取り出したデータを加工して表示する
- 複数の条件を指定してSELECT文を実行する
- まずはここから! 基本的なSELECT文から始めよう
- SQL実行環境を準備しよう
- SQLとはどういう言語か
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