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GCの変更と高速化を盛り込んだRuby 2.1.0:互換性と高速性の両立を図る
2013年末、クリスマスの日に予告通りRubyの新バージョンがリリースされた。GCの変更やライブラリのアップデートも行われている。
Rubyの最新版となる「Ruby 2.1.0」が2013年12月25日付で公開された。ガベージコレクションの高度化や、互換性を大きく損なわない高速化などが特徴となる。
ガベージコレクション(GC)はこれまでのバージョンで使われていた「Mark & Sweep」に代わって、世代別GCの「RGenGC」が新たに導入された。
また、仮想マシン(VM)のメソッドキャッシュ、シンタックスの変更、BignumにおけるGMP(The GNU Multiple Precision Arithmetic Library)の使用、RDoc 4.1.0およびRubyGems 2.2.0、BigDecimalやJSON、NKF、Rake、RubyGems、RDocといったライブラリのアップデートなどの変更が盛り込まれている。
2.1.0からはバージョニングのポリシーも変更しており、セマンティックバージョニングのポリシーへと段階的な移行を開始した。バージョン番号は「MAJOR」「MINOR」「TEENY」「PATCH」の4種類に分類され、MAJORは互換性がなくMINORではリリースできない場合、MINORはクリスマスごと、およびAPI非互換の場合、TEENYはAPIの互換性を維持しながらセキュリティ問題やバグを修正する場合にそれぞれ、カウントが上がる。PATCHはMINORリリースごとに0にリセットされ、前回のMINOR以来のコミット数を表すようになる。
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