Unreal Engine 4でテクスチャを使ったマテリアルを作る基本:UnityユーザーのためのUnreal Engine入門(4)(1/4 ページ)
本連載では、ゲーム開発環境「Unity」になじんだ筆者が、Unreal Engineの基本的な使い方を解説していく。今回は、無料のテクスチャをマーケットから入手し、それを使ってマテリアルを作る方法や二つのテクスチャを合成する方法などについて。
高価なイメージがあるUnreal Engine 4のマーケットだが、無料のものもある
前回の「Unreal EngineのSky SphereやAtmopsheric Fogを使った空の背景の設定&Light Sourceを使った光の当て方」では、空の背景の設定の仕方や、光の反射具合を設定する「Atmopsheric Fog」の使い方について解説した。
今回は、「テクスチャ」を使ってマテリアルを作成する。「テクスチャ」とはUnityでも使用され、ビットマップのイメージデータのことを指す。今回使用するテクスチャは、Unreal Engine 4の「マーケット」でダウンロードする。
「マーケット」には有料/無料の素材があるが、今回は無料のコンテンツを使用する。Unityの「Asset Store」と比較すると、無料のものが少なく、また有料のものでも価格が高いようだ。
マーケットから「GameTexturesマテリアルパック(無料)」を入手する
まず、ランチャーを起動して、「マーケット」から「GameTexturesマテリアルパック(無料)」を選択する(図1)。
クリックすると、「無料」というボタンが表示されているので、これをクリックする(図2)。
すると、「ダウンロード」という文字と、Unreal Engineのバージョンを選択する画面が表示される。今回使用しているUnreal Engineのバージョンは4.7.0だが、この画面には4.6.1までのバージョンしかない。ここは4.6.1を選択しておいても問題はない(図3)。
すると、「互換性のあるエンジンがインストールされていません」という警告メッセージが出る。今回は、これを無視して「先ずダウンロード」をクリックしても問題はない(図4)。
※注意
連載第4回の原稿を書いている時点でUnreal Engineのバージョンは「4.6.1」であり、GameTexturesマテリアルパックは4.6.1までのバージョンにしか対応していなかったが、その後は、4.7.0に対応したようだ。
今後もバージョンアップをした場合には、対応が遅れる場合があると思う。そういった場合は、今回のスクリーンショットのような警告が表示されるので、あえて新バージョンに対応していないスクリーンショットを使ったままにした。警告は出るが使用には全く問題はない。なお、2015年9月24日現在のUnreal Engineの最新バージョンは「4.9.0」だ。
現在は4.7.0に対応しているので、ここに掲載している警告のスクリーンショットは表示されないと思っておいてもらいたい。
すると、「GameTexturesマテリアルパック」のダウンロードが開始される(図5)。
ダウンロードが完了すると、図6のように「Add to project」という表示に変わるが、まだこの時点ではこの「GameTexturesマテリアルパック」を追加するプロジェクトを作成していないので、一応ここで終了させておく。
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