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Windows 10でBashやDockerが使えるようになるってホント?その知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(57)(1/3 ページ)

Windows 10のInsiderプログラム参加者に提供される「Windows 10 Insider Previewビルド」には、Windows 10の次のバージョン(機能アップグレード)に搭載予定の新機能が次々に追加されています。先日、「Build 2016」カンファレンスで発表された「Run Bash on Ubuntu on Windows」と「Hyper-Vコンテナ」のサポートは、最新のInsider Previewビルドに既に入っています。

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最新Insider Previewビルドで登場した新機能あれこれ

 Windows 10は固定的なバージョンではなく、「Windows as a Service(サービスとしてのWindows)」として新機能の追加や新しいテクノロジーへの対応が継続的に行われています。

 マイクロソフトが実施している「Windows Insider Program」(以下、Insiderプログラム)は、次の正式リリースに向けて開発中のWindows 10のビルドを先行的に評価したり、不具合をフィードバックしたり、改善や新機能を提案したりできるものです。中には採用されるかどうかも分からない、実験的な試みも含まれるようです。

 例えば、Windows 10のストップエラー発生時に表示されるブルースクリーン(Blue Screen of Death:BSoD)にQRコードが追加され、ユーザーフレンドリーになるというウワサがあります。本稿執筆時点で最新だった「ビルド14316」(※2016年4月23日に「ビルド14328」がリリースされました)には、確かにその機能が存在しました(画面1)。

画面1
画面1 Windows 10のブルースクリーンに追加される“かもしれない”QRコード。この画面は「ビルド14316 日本語版」で意図的にストップエラーを発生させたもの

 現在、Insiderプログラムの参加者は、この夏に正式リリースが予定されている次の大型アップデート「Windows 10 Anniversary Update」(「Redstone 1」や「RS1」とも呼ばれています)に向けて開発中のInsider Previewビルドを試してみることができます。

 先日、米国で開催された開発者向けカンファレンス「Build 2016」では、Windows 10に追加される新機能について幾つか発表がありました。中でも筆者が注目したのは、ネイティブなUbuntuの「Bash」シェル環境をWindows 10上で利用可能にする「Windows Subsystem for Linux」と、Windows 10での「Hyper-Vコンテナ」のサポートに関するものです。いずれも、開発者向けの新機能です。

 ビルド14316では、両機能が「Windowsの機能」として有効化できるようになっています(画面2)。「Windows Subsystem for Linux(Beta)」はビルド14316から、Hyper-Vコンテナのための「Containers」はもう少し前のビルドから(筆者が確認した限りではビルド14295から)追加されました。

画面2
画面2 ビルド14316では「Windows Subsystem for Linux(Beta)」と「Containers」を有効化できる

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