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マイクロソフト、「Storage Service Encryption for Azure Blob Storage」を正式リリース「意識させない常時暗号化」、Azure Blob Storageにも対応

マイクロソフトが、Azure Blob Storageの常時暗号化を実現する「Storage Service Encryption for Azure Blob Storage」を正式リリースした。

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 米マイクロソフトは2016年9月12日(米国時間)、「Azure Storage Service Encryption for Azure Blob Storage」を正式リリースしたと発表した。

 Azure Storage Service Encryption for Azure Blob Storageは、非構造化データをクラウド内にオブジェクト(BLOB:Binary Large Object)として格納する「Azure Blob Storage」へ、保存時にデータを自動的に暗号化し、取得前に復号することで“ユーザーに意識させない常時暗号化”を実現する「Azure Storage Service Encryption(SSE)」の機能を統合したもの。SSE for Azure Blob Storageは、「Azureリソースマネージャー」のストレージアカウントでAzureポータル、Azure PowerShell、Azure CLI(コマンドラインインタフェース)、またはMicrosoft Azure Storage Resource Provider APIを使って有効にできる。

 SSEでは、データの暗号化、復号、鍵管理を一元的かつ透過的に処理し、全てのデータが256ビットAES(AES-256)を使って暗号化される。ユーザーはSSE for Azure Blob Storageの機能を、全てのAzureリソースマネージャーストレージアカウントあるいはBLOBストレージアカウントを用いた、ローカル冗長ストレージ(LRS)/地理冗長ストレージ(GRS)/読み取りアクセス地理冗長ストレージ(RA-GRS)/ゾーン冗長ストレージ(ZRS)に対して適用できる。

 なお、SSE for Azure Blob Storageでは、BLOBへの書き込み/更新時に暗号化を施す。既存のストレージアカウントでSSEを有効にすると、新たな書き込みだけが暗号化される。既存データがさかのぼって暗号化されることはない。

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