島根編:通勤は自転車、ランチは出雲そば――松江っ子エンジニアのIターンライフ:ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(12)(1/3 ページ)
家電量販店がない! 三菱東京UFJ銀行のATMがない! でもね……U&Iターンの理想と現実をお届けする本連載。島根編第2回は、通勤や住宅事情などの「松江市に住み、働くということ」のリアルをお届けします。
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こんにちは! 千葉県生まれのIターンエンジニア、「モンスター・ラボ」島根開発拠点のハスミンです。「ITエンジニア U&Iターンの理想と現実:島根編」第1回は、私たちが実践している屋外開発事例をご覧いただきました。今回は、仕事以外のIターンライフ@島根県松江市を紹介します。
松江市の住宅事情
松江市は、東京23区の92%ほどの面積に、文京区と同じくらいの人口20万人が暮らしています。人口密度が低いので、家賃はもちろん安いです。松江の市街地(意外と都会です)にある賃貸住宅の家賃は、東京の住宅地(中野区、杉並区当たり)の60%くらいではないでしょうか。
注意しなければならないのは「ガス」です。都市ガスが供給されている範囲があまり広くなく、範囲内であっても古い建物には導入されていないことがあります。その場合は「プロパンガス」を使うことになります。東京で暮らす人はご存じないかもしれませんが、プロパンガスは非常にコストが高いのです。ここに注意して部屋を探してください。オール電化物件があればそれも良いと思います。
松江市の通勤事情
第1回で書いた通り、松江市はコンパクトな街ですから、職住近接であり、通勤は非常に楽です。
モンスター・ラボ島根開発拠点4人の通勤時間は、自転車で5分が2人、自転車で10分が1人、バスで15分が1人です。全員が徒歩でも帰宅できます。中野区や杉並区から中央区のオフィスまで通う場合、満員電車で1時間近くかかりますよね。私もそうでした。
このように恵まれた通勤事情を実現できるのは、私たちが全員Iターンであり、自由に居住地を選択できたからです。同様にIターンする人なら誰でも可能だと思います(Uターンであれば実家に暮らすなどの制限が加わるかもしれませんが)。
島根は冬になると雨が多く、自転車には乗りづらくなります。そこで、公共交通機関で通勤することを少し考えてみましょう。
松江市では普通、電車は通勤の選択肢に入りません。なぜなら松江駅からひと駅離れたら、そこは別の街です。電車が街と街をつなぐ交通であるのに対し、路線バスは1つの街の中を走るので、有力な通勤手段です。
本数が少ないだろうとお考えになるかもしれませんが、複数路線が乗り入れるバス停の近くに住めば、朝夕の時間帯は十分便利です。しかし最終バスの時間が早いので、なるべく徒歩可能圏内に住むことを考えてください。オフィスの立地など複合的な要因で便利/不便利が決まるので、移住後しばらくしてから便利なところを見つけて引っ越すのを前提に最初の住居を選ぶのが賢明でしょう。
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