異業種交流会には行くな――30代、自立しようか悩んだときのべからず集:仕事が「つまんない」ままでいいの?(59)(1/4 ページ)
30代前半で起業したとき、意味のないことばかりして、ずいぶん遠回りしました。そんな自分へ、15年後の自分からのアドバイス。
起業に興味、ありますか?
プログラマーやWeb系の仕事なら、PCとネットワークがあれば、場所を選ばず仕事ができます。「いつかはフリーランスになって、自分の裁量で仕事をしたい」「スキルが身に付いたら、将来はU&Iターンしたい」……そうお考えの方もいるかもしれません。
私は30代の前半に、エンジニアとして新潟で起業し、今年で15年です。キャリアに合わせて仕事は変わり、その過程では酸いも甘いもありましたが、自分の力で稼ぐ力や、生きる力は付いてきたような気がします。
一方、起業当時のことを振り返るとき、こうも思うのです。「起業したてのころは、無意味なことばかりしていたな」「今だったら、アレはしないな」と。
そこで、起業した当時を振り返りながら、「当時の自分にアドバイスするなら、こんなことを伝えたいな」と思うことをまとめました。起業を目指している方の参考になれば幸いです。
なお、一言で起業といっても、いろいろなやり方、いろいろなステージがあります。この記事は、「今は会社で働いている」「どんな形になるか分からないが、将来、フリーランスになりたい、起業してみたい」と思っている方を対象にします。
「今だったら、アレはしない」7つのこと
まず、頭に浮かんだのが、「○○した方がいいよ」というよりは、「今だったら、アレはしないな」ということでした。そこで、「起業するなら○○するな」を紹介します。
事務所は借りるな
1つ目は「事務所は借りるな」です。
起業しようと思った前後、私は事務所を借りました。月々の家賃は5万円。事務所を構えた当初は、自分の城を持てたようでうれしかったし、「起業したなぁ」という実感が湧いたものです。
でも、うれしかったのは最初のうちだけ。決まった収入がない中、毎月口座から必ず引かれる5万円。水道光熱費や電話回線を含めるとかなり痛かった(笑)。
そこで、起業した当時の自分に、私はこうアドバイスします。
PC作業に、事務所はいらないよ!
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