SI業界のエンジニアが陥りがちな「3つの地獄」:ツユダク、ネギダク、ご飯少なめ(4/4 ページ)
ITエンジニアが足りない、でも希望者は多い、でもいつまでたっても足りない――エンジニアはなぜ、いつまでも不足し続けているのでしょうか。
プログラミングスキルよりも
SI業界のエンジニアが成長を重ねていくことがいかに難しいか、お分かりいただけましたでしょうか。就転職される際は、見極めポイントを参考にしてください。そしてもう一点、お伝えしたいことがあります。
元も子もない話ですが、結局、どの会社に入っても大なり小なり地獄が待ち受けています。ではどうすればいいのでしょうか。
地獄から生還することです。生還するためには何をすればいいのか。営業に優しく圧力をかけることです。営業は数字に追われ忙殺されています。そんな中、希望する案件を獲ってきてもらうためには、エンジニアの側から粘り強くコミュニケーションを取り、営業を動かすことが必須です。
難しい、と思われるかもしれません。いえ、追い風はエンジニアに吹いています。エンジニアが圧倒的に不足している状況で、立場が強いのはエンジニアです。極論「やりたい仕事ができないなら辞める」と言って、動かない営業はほぼいないはずです(もちろん言い方は気を付けなければいけませんが)。
エンジニアの方から、牛丼屋さんで「ツユダク、ネギダク、ご飯少なめ」と頼める程度のガメツさでコミュニケーションを取り続けることだけ。実際、地獄から開発案件にたどり着き成長できたエンジニアは、営業とのコミュニケーションを積極的に取っていた人たちです。
ほんのちょっとのコミュニケーションをサボらなかったかどうかだけで、地獄にも天国にもなってしまう……書いていながら、これはエンジニアに限らず他の職業にも当てはまることでもあるなと胸が詰まる思いでした。全ての人の人生に立ちふさがる壁なのかもしれません。
みんなで、頑張りましょう!
稲葉徹
情報戦略テクノロジー 未来創造室 広報
SI業界の変革に本気で取り組む情報戦略テクノロジーの広報マン。100%ユーザー企業との取り引きを実現している会社だからこそ認識している業界の問題点と解決策を「分かりやすく伝わる化」することで業界改革の一端を担っていきたいと考えています。
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