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Microsoft Edgeバージョン105のユーザーエージェント(UA)文字列の変化が気になるその知識、ホントに正しい? Windowsにまつわる都市伝説(221)

2022年9月初めにMicrosoft Edgeの安定版(Stable)メジャーバージョン「105」がリリースされました。このバージョンになって、とても気になるところがあるんです。

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Windowsにまつわる都市伝説

やる気のないユーザーエージェント「Chrome/105.0.0.0」

 Chromiumベースの「Microsoft Edge」は、同じChromiumベースの「Google Chrome」と同様に、4週間のメジャーリリースサイクルでリリースされています。

 本稿執筆時点での最新版となるMicrosoft Edgeバージョン105の気になるところとは、「ユーザーエージェント(User Agent、UA)」の文字列です。Microsoft EdgeのUAは、アドレスバーに「edge://version」と入力することで簡単に確認できます。Microsoft Edgeバージョン104(および以前のバージョン)は以下のような文字列でした(画面1)。

Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/104.0.5112.102 Safari/537.36 Edg/104.0.1293.63


画面1
画面1 Microsoft Edgeバージョン104以前のUA文字列からは、対応するGoogle Chromeのバージョンが簡単に判断できる

 Microsoft Edgeバージョン105に更新後、UA文字列は以下のように変化しました(画面2画面3)。

Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/105.0.0.0 Safari/537.36 Edg/105.0.1343.27

Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/105.0.0.0 Safari/537.36 Edg/105.0.1343.33

……


画面2
画面2 2022年9月初めにMicrosoft Edgeも新しいメジャーバージョン105になる(画面は3つ目のマイナーリリース)
画面3
画面3 UA文字列は「Chrome/105.0.0.0」となり、対応する詳細なGoogle Chromeのバージョンを判断できなくなった

 何かおかしくないですか? これまでバージョン105に対して複数のセキュリティおよびバグ修正のアップデートがリリースされていますが、いずれもUA文字列中の「Chrome/105.0.0.0」はそのままです。

 UA文字列は、Webサーバに対してクライアント側がブラウザの種類やバージョン、OS、プラットフォームなどの情報を提供します。Webサーバ側は、それらの情報に基づいてWebページを最適化します。UA文字列が利用されるとしても、Chromiumの細かいマイナーバージョンまで取得して何かしら処理するようなWebサイトはまれなので、Webページの表示に影響はないとは思いますが、とても気になって仕方がありません。

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