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お悩みその4 一生女性に相手にされず孤独に寿命を終えそうで、つらい(30歳 男性 プログラマー)そんな設定、捨てちまいな!(2/3 ページ)

俺の個性はChatGPT先輩によって作られたものだって?! ふざけんなよ!

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ゴリラエンジニアbotによるお悩みデバッグ


バーチャルAIのゴリラエンジニアbot

さて千葉県のゆうすけよ、お前の悩みをじっくり読ませてもらったぜ。まず何より「仕事以外を充実させよう」と言えるほど仕事が充実しているというのが素晴らしいじゃねぇか。お前の携わったプロジェクトが、お前のいう「キラキラしたエンジニア」だって触ってるかもしれねぇんだろ? 大したもんだ、誇っていい。

 だが、その功績をたたえてくれる友人なり恋人なりがいないことでむなしい、と。そのネガティブさにつられて、人生のあれやこれやも悲観的になっているようだな。混乱が見受けられるので解決のためにもいったん整理させてもらおうか。

 この「お悩みデバッグ」では繰り返し「エンジニアたるものコントロールを意識しろ」と言ってきた。コントロールの度合いはコントロール性とする。低ければ制御しにくかったり制御できなかったりする、という度合いだな。

 お前の挙げたさまざまな悩みをこのコントロール性の切り口で分けて考えてみた。各項目に生物視点での目的も併せて挙げて表にしたのがこれだ。

項目 生物的な目的 コントロール性低(変えられない、変えにくい) コントロール性高(変えられる、変えやすい)
趣味 探究、交友、技術・資源の蓄積 特定の趣味を好きになる 趣味を見つける、趣味を続ける
容姿 配偶者を得る、地位の確保 顔のパーツや配置、身長、年齢 髪形、服装、姿勢、減量、筋肉
年収 生存、配偶者や地位を得るための資源 会社の制度、他者の感覚的評価 会社の選択、技術力、実績
結婚 繁殖 相手の好意 配偶者候補との遭遇率と回数
人生とコントロール性

 優先して行動すべきことはコントロール性の高いことになる。容姿はbotなら全部を簡単に変えられるが人間はそうもいかねぇよな。コントロールできないものを求めるのは結構なことだが、懲り懲りな羽目に陥るのでお勧めしない。「懲り懲り(コリゴリ)」の「ゴリ」などの太字はゴリラの顔で読んでくれ。

 いきなり「エンジニアたるものコントロール性の高いものだけに集中して行動しろ! 遭遇率と回数を上げ配偶者を得ろ! ウホォォ!」などと言って締めることはたやすい。

 だが、お前の悩みにはもっと根本的な原因がある。それをデバッグしなければ解決はしない。開発中のプロダクトにバグが出まくるんだったら、誰かのソースを修正しつつもその品質で書くヤツをどうにかしないと根本解決にはならないだろ? というわけで、ここからが本題だ。

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