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なぜ日本航空のパイロットは、ローコードでアプリを開発したのか:財政的な余裕はないが、時間と情熱があった(3/3 ページ)
2011年、1人のパイロットがローコード開発ツールでアプリの開発を始めた。客室乗務員もその後に続き、現在はさまざまなアプリが内製されているという。彼らはなぜ、アプリを自ら作ろうと思ったのか。その根底には、航空業界の人間の責任と誇りがあった。
アプリ、アプリ、アプリを管理するアプリ
最初のアプリの作成から10年余、FileMakerで作ったアプリは「たくさんありますよ!」(松田氏)とのことだ。運航本部、客室教育訓練部以外の部署にもアプリ作成の機運が高まり、備品管理アプリやパイロット健康管理支援アプリなどが作られている。
「運航本部でもたくさんあります。パイロットは訓練生として入社し、副操縦士に昇格、その後機長に昇格というステップがあり、都度訓練と審査が発生します。その昇格訓練に使う乗員養成の訓練用のアプリがあります。
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