複数のDBを集約してなおかつパフォーマンスを改善する、運用工数や細かなチューニング工数を削減して標準化する――巨大メーカーを支える基幹業務DBならではの最適化ノウハウを聞く。
共通化や標準化、サービス化による、運用効率改善を狙う企業情報システム部門の取り組みが注目される中、基幹業務システムのデータベースは依然として散在している状況にあるケースが少なくない。データベースならではの、アプリケーションとの関係、パフォーマンスの課題を、先行企業はどのように克服していったのだろうか。前後編の2回にわたり、DBaaS環境実現の取り組みを追う。
ビジネスモデルの変化、企業活動の多様化とともに、企業内のデータに求められる要件も変化している。システムの視点「以外」の領域から見た、企業内データのこれからを考える。
ITインフラの統合と集約、効率化が技術的にこなれてきたことから、多くの企業で全社共通基盤の構想が注目されつつあるが、こうした基盤作りで取り残されがちなのが、高いパフォーマンスが要求されるシステムのDBだ。一般的な仮想化技術のアプローチでは不可能であった性能要件も、データベースを熟知したベンダーが提供する方法で技術的な課題は解決できる。既に基幹系データベースの統合・集約を実現している企業も多数出現してきているいま、そのトレンド、技術背景に注目して取材した。
基幹DBはいつまでも個別最適型? 事業の幹となる企業資産をいつまでも不自由な個別最適型で管理する必要はもうない。柔軟で効率的な環境を提供するために必要な技術を、先進企業は既に導入しつつある。
Oracle Exadataに関連する最新10件の記事一覧です。
Oracle Database導入を実施ならびに支援するサービスプロバイダという筆者の立場から、ユーザーにとっての新バージョンの意義を考えながら、新機能や廃止された機能などを紹介します。
連載第2回の今回は、目玉機能「マルチテナント・アーキテクチャ」についてレビューしていきます。ライセンスの制限やアラートログの扱いや、3種類の「コンテナ」の違いなど、実際に評価する前に知っておきたい情報を紹介していきます。
データベースのバックアップは、障害発生時に復旧できるよう、正しく取得する必要があります。また、環境に則したバックアップ計画やリカバリ計画を検討しておく必要があります。12cで盛り込まれた機能を理解して、安全かつ効率のよいバックアッププロセスの設計を考えましょう。
DB運用で避けては通れない、ログ監査。12cではどれくらいDBAが楽になる? 監査とセキュリティの問題を解消する目玉機能がUnified Auditだ。
地獄プロジェクトを乗り越えて業務アプリを提供しても、部門のExcel職人は見向きもしてくれない? 彼らを取り込むために必要なのは場の提供だった
社内SaaS/クラウド環境への移行で、一部の業務アプリケーション構築などのプロセスを業務部門に委譲できることは分かった。だけど、ITガバナンスがうまく効かなくなるのでは……? どうすれば両立できる?
Oracle Database導入を実施ならびに支援するサービスプロバイダという筆者の立場から、ユーザーにとっての新バージョンの意義を考えながら、新機能や廃止された機能などを紹介します。
楽天証券が基盤システムをOracleのハイエンドハードウェア製品群で刷新。DB専用マシンとOracle DBの組み合わせで取引量の増加に対応するという。[DWH][Oracle Exadata]
オラクルが「データベースアプリケーションのプライベートクラウドでの統合に最適」として、データベース専用マシンを発表。マルチテナントアーキテクチャ型データベースの利点を生かしながら、OLAP/OLTP混在環境でのパフォーマンスおよび信頼性向上を目指してハードウェア/ソフトウェアを刷新する。
Data IntegratorもGoldenGateも「12c」に。自社データベース製品などとの連携を強化、大量データ活用を前提としたデータ統合を支援する。
プラガブルデータベース、コンテナ、クラウド。リリース前に伝わってきたOracle Database 12cのコンセプトは新しい概念が多く、想像しにくかったが、どうやら相当程度、運用の効率化・自動化に注力した内容になっているようだ。
最近注目を集める列指向データベースを標榜するVectorwiseとは? Oracle 12cが目指すプラガブルなデータベースにはどんな利点がある? 注目情報をまとめてウォッチ!
日本オラクルは2013年8月26日、自社製品向けの運用管理ツールであるOracle Enterprise Manager 12c R3をリリースした。自社垂直統合製品のハードウェア管理やデータベースアプリケーション開発効率化を支援する機能も盛り込んでいる。
米国で開催中のOOW 2013では、12cのインメモリオプションや“ビッグメモリマシン”「Oracle M6-32」、DBのトランザクションログ管理アプライアンスやそのクラウド展開などの発表が相次いだ。
セールスフォース・ドットコムとオラクルは、広範囲な提携を発表した。セールスフォース・ドットコムがオラクルのプラットフォームを採用する一方、オラクルが自社アプリケーションにセールスフォース・ドットコムのサービスを統合するという2つの要素で構成されている。
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