標的型攻撃はますます巧妙化し、入口で食い止めるのは困難になりつつある。IPAはその事実を踏まえ、「『高度標的型攻撃』対策に向けたシステム設計ガイド」を通じて、内部での侵入拡大を検知、遮断しやすいシステム作りを提言している。
なりすましメールやドライブバイダウンロード、ゼロデイ攻撃や脆弱性……企業の情報を得るために、ありとあらゆる手法を利用する「標的型攻撃」を解説します。
あなたの会社も標的型攻撃の危険にさらされているかも。巧妙に仕掛けられた攻撃を防ぐことはできるのか? 標的型攻撃の特徴や対策を解説する。
6月6日に都内で開催された@IT主催セミナー「標的型攻撃、不正ログイン……巧妙化する脅威から身を守る術は」では、最近のセキュリティインシデントを振り返りながら、必要な戦略や対策を考察、提案する講演が行われた。
米国のセキュリティ会社、Mandiantが公表した1通のレポートは、世界中のセキュリティ関係者にさまざまな波紋を広げました。この記事ではレポートの内容を簡単に解説するとともに、それが持つ意味や公開につながった背景などをまとめていきます。
この1〜2年で標的型攻撃に対する関心は急速に高まった。その結果として「対策ソリューション」の導入も進んでいる。それに伴ってセキュリティ担当者が抱えるようになったある「悩み」とは……?
オープンソースのSSL/TLS実装「OpenSSL」に見つかった情報漏えいにつながる脆弱性の影響が拡大。専門家は「最悪のケース、つまり秘密鍵の漏えいを想定して対処すべき」と述べている。
2014年5月下旬、企業サイトから公式に配布されているドライバーソフトやサイト中のJavaScriptなどが改ざんされ、オンラインバンキングを狙うマルウェアがダウンロードされてしまう事件が相次いで発生した。その原因はWebサイト運用で利用していた「外部サービス」にあるという。
経済産業省とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2014年2月5日、「制御システムセキュリティカンファレンス 2014」を開催した。制御システムの脆弱性の傾向や認証制度の確立に向けた取り組み、そして海外での事例などが紹介された。
情報処理推進機構(IPA)は2014年7月16日付で、標的型攻撃を受けた組織や企業の被害把握や対応を支援するサイバーレスキュー隊、「J-CRAT」を発足させた。
米マイクロソフトは米国時間の2014年5月1日(日本時間5月2日)、Internet Explorer 6〜11に存在する深刻な脆弱(ぜいじゃく)性を修正するセキュリティ更新プログラム(MS14-021)を緊急公開した。特例としてWindows XP向けも含まれている。
サイバー攻撃の複雑化、巧妙化にともなって、「インシデントは起きるものである」という事故前提の考えに基づいた対応体制、すなわちCSIRT(Computer Security Incident Response Team)への注目が高まっています。一方でさまざまな「誤解」も生まれているようです。この記事ではCSIRT構築の一助となるよう、よくある5つの誤解を解いていきます。