コンパックのPocket PC、2001年上旬に日本上陸

2000/12/26

「iPAQ H3600 Pocket PC」

 コンパック・コンピュータは、同社のPocket PC製品、「iPAQ Pocket PC」を2001年の上半期に発売開始する。

  OSはWindows CE 3.0ベースの「Microsoft Windows Powered Pocket PC」で、CPUは、Intel StrongARM 32 bit RISC Processor/206MHz、メモリは32MB。PCカード・CF(コンパクト・フラッシュ)カードスロットをもち、ワイヤレスにも対応する。ボイスレコーダー機能を持つ本体は、カレンダーやメニューがボタン化されている。重さは約186g。

 すでに発売済みの米国では売れ行きが好調で、一時は品薄で入手が困難になった製品。

 PDA市場では、現在、パーム コンピューティング「Palm」シリーズ、ハンドスプリング「Visor」シリーズ、ソニー「Crie」シリーズなどパーム コンピューティングのPalmOSを採用した製品が圧倒的に優勢である。一方、マイクロソフト社のWindows Powered Pocket PCを採用しているのは、ヒューレット・パッカード、カシオ計算機にとどまっており、今回のコンパックのiPAQ H3600 Pocket PCの日本発売を機に、OSの勢力分布に変化が出るかもしれない。

 

[関連リンク]
コンパックの製品紹介ページ
iPAC Pocket PC(英語版)

[関連記事]
コンパック、新ブランド「iPAQ」で新製品とサービスを提供 (@ITNews)
マイクロソフトがPocket PC日本語版を発表 (@ITNews)
日本HPが日本語版Pocket PC搭載マシンを発表(@ITNews)
Visorの新モデルは、カラー化と高速CPU (@ITNews)
Palmの低価格モデルが登場 (@ITNews)
ソニーがメモリースティック対応の PalmOS搭載携帯端末を発表 (@ITNews)


情報をお寄せください:



@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)