米MS、「Visual Studio .NET」を強化するプラットフォーム

2001/3/7

 米マイクロソフトは3月5日、「Visual Studio .NET Open Tools Platform」を発表した。同プラットフォームは、Webサービスやアプリケーションの開発やカスタマイズを実現するツール群で、開発ツール「Visual Studio .NET」をコアに、「Visual Studio Integration SDK」と「Visual Studio for Application SDK」の2つのソフトウェア開発キット(SDK)で構成される。

 「Visual Studio .NET」は、XML、SOAPやUDDIをサポートする.NETプラットフォーム向けの開発ツールで日本では2000年12月に発表された(2000年12月12日付け記事参照)。今回新たに、容易なカスタマイズと「Visual Studio .NET」とのタイトな統合を実現する「Visual Studio Integration SDK」と「Visual Studio for Application SDK」を発表した。これにより開発者や独立系ソフトウェアベンダー(ISV)は自社の製品やサービスを「Visual Studio .NET」環境に統合できるという。

 同社では、開発環境を特定のニーズに合わせて柔軟に変更でき生産性が増すため、エンタープライズ向けアプリケーション開発に適しているとしている。

 「Visual Studio Integration SDK」と「Visual Studio for Application SDK」はライセンシー向けプログラム「Visual Studio Integration Program」を通じて提供される。

[関連リンク]
米マイクロソフトの発表資料(英語)

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