KDDI、Javaサービス「ezplus」を7月4日開始
2001/6/26
最大10文字×8行表示可能なカラー液晶搭載ストレートタイプのC451H |
KDDIおよびauグループは6月25日、Javaサービス「ezplus」を7月4日から開始すると発表した。
ezplusは、MIDP(Mobile Information Device Profile)をベースにしたJavaアプリケーションのサービスで、アプリケーションのサイズは最大50KBとなっている(NTTドコモのiアプリは10KB)。実行環境には、J-フォン同様、アプリックスの「microJBlend」が採用されている。
また、ezplus対応携帯電話機間でのリアルタイムコミュニケーション「ezplus通信」、オムロンが開発した相手の携帯電話機へプログラム(エージェント)を移動させたり、操作できるモバイルエージェント機能が用意されている。
さらに、アドレス帳・位置情報などの個人情報や現在時刻、携帯電話機の各種情報へのアクセスも可能だ(iモードではできない)。
ただし、現在のezplusのバージョン(フェーズ1)では、上記のような端末同士での通信は可能だが、サーバとの通信は行えない。今秋をめどにフェーズ2としてgpsOneとの連動や、HTTPプロトコルを使ったサーバ・端末間での通信を可能とする予定。
開発環境については、コンテンツプロバイダのみへの公開となり、今のところ一般への公開予定はない。
サービス開始時は、タイトー、コナミ、カプコン、サイバードら17社から32コンテンツ・92アプリケーションが提供される。Javaアプリケーションの大部分はゲームで、そのほかezplus通信を利用した「チャットアプリ」「待受・ツール」「占い」「地図」などが用意されている。料金については、無料で利用できるもの、月単位の課金となるもの、アプリ単位での課金となるものなどさまざまだ。
また、ezplusサービスの開始に併せて、対応端末「C451H」(日立製作所)と「C452CA」(カシオ計算機)が発売される。価格はいずれもオープン。
C451H(写真)は7月上旬発売予定で、日本語変換エンジン 「ATOK Pocket for Mobile Phone」を搭載し、オリジナルサイト「日立ケイタイFanサイト」から専用のezplusアプリケーションをダウンロードできる。
C452CAは8月中旬発売予定で、耐水・耐衝撃性能が実現された端末。モバイルエージェント機能を活用し、ユーザーの代理人としてのキャラクターが相手とメッセージのやり取りをしたり、ユーザー自身とコミュニケーションする「スキスキペアキャラ!」(バンダイネットワークス)、「説打アプリ」(サミー)、「電車でGO!江ノ電編」(タイトー)の3つのezplusアプリケーションがプリインストールされている。
[関連リンク]
KDDIの発表資料
カシオ計算機の発表資料(C452CA)
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