PalmやCEからノーツ/ドミノが利用可能に
2001/7/11
ロータスは、PDAから「ロータス ドミノ」を導入したサーバにアクセスし、アプリケーションが利用できる「ロータス ドミノ モバイルサーバーR2.0」を発表した。発売は9月3日からで、価格は1万1600円(1ユーザーライセンス)。今後1年間で250社への販売を見込んでいる。
ドミノ モバイルサーバーR2.0は、Windows CEやPalm OSを搭載したPDAでノーツクライアントを実現するソフトで、メールやスケジュール管理などのグループウェア基本機能の利用はもとより、ドミノ用に開発した業務アプリケーションなども利用できる。
「モバイルサーバーR2.0は、ロータスの提唱する『ワイヤレスで、ナレッジをこの手に』を実現する製品」と語る同社代表取締役社長の安田誠 |
1月に米国で発表の「Domino Everyplace Enterprise Server」の日本市場向け製品という位置付けで、Windows CE(Pocket PC)への対応はドミノ モバイルサーバーR2.0のみの特徴となっている。
ドミノ モバイルサーバーR2.0は、サーバ側に組み込む「ドミノ モバイルサーバー」と、PDAに組み込むクライアントソフトウェア「モバイルノーツ」、開発環境「モバイルノーツ デザイナー」の3つのコンポーネントから構成される。
R1.0同様、NTTドコモのモバイル通信技術を利用した「送受信データの圧縮やパケット化」、「リカバリ/再接続機能による安定運用」、「必要な情報のみの複製」といった機能により、通信費の削減に寄与した。また、レプリケーション機能でデータやアプリケーションをPDA内に複製し、オフラインでもアプリケーションの利用が可能だ。
セキュリティについては、基本的にノーツの認証機能を利用し、高いセキュリティを確保した。また、送受信データの暗号化、ローカルデータの暗号化、未登録デバイスからの利用拒否といった機能も備える。さらに強固なセキュリティとして、ワンタイムパスワードの採用なども視野に入れ、検討中という。
同製品は、Windows NT 4.0 Server、Windows 2000にロータス ドミノR5.0.6a以降が導入されている環境で動作する。
モバイルノーツの対応OSはPalm OS 3.5、Windows CE 3.0(Pocket PC)で、現時点では、日本IBMのWorkPad c3、WorkPad IIIc、NTTドコモのGFORT、カシオのE700/707、コンパックのiPAQ Pocket PC、パームコンピューティングのPalm Vxをサポート。サポート機種は順次拡大の予定。このほかザウルスや、Windows CE(Handheld PC)のサポートについては検討中とのこと。
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ロータスの発表資料
ドミノ
モバイルサーバーR2.0のページ
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