iDC市場は5年間で2倍以上になると、IDC調査
2001/8/29
IT専門の調査会社IDC Japanは8月28日、国内のiDC市場規模を予測し発表した。
IDCによると、2000年のiDC(データセンター)市場規模は5125億円あった。今後2005年まで平均16.9%で市場が成長し、2005年には2000年の2倍以上の1兆1000億円を上回わる市場規模になる予測している。
同社は、iDC市場を次の3つの形態に分類して市場規模を予測している。
- (1)アウトソーシングとネットワーク管理を提供するITサービス
- (2)物理的な環境管理を提供する併置型ホスティング(コロケーション)
- (3)インフラおよびその管理を提供する管理型インフラホスティング
なお、(3)の管理型インフラホスティングは、1台のサーバで複数顧客のアプリケーション/Webサイトをホスティングする共同ホスティングと、顧客専用のアプリケーション/Webサイトを1台以上のサーバでホストする専用ホスティングに分けることができる。
2000年の市場規模をこの3つの形態別に見ると、(1)のITサービスが1480億円、(2)の併置型ホスティングが3448億円、(3)の管理型インフラホスティングが196億円であった。これが2005年にはそれぞれ5060億円、5051億円、1073億円になるとIDCでは予測し、2005年には(1)のITサービスが市場全体で最大のシェアになると見ている。
これは、短期的には(2〜3年)管理型インフラホスティングがかなりの成長を遂げるが、その後アウトソーシング型のITサービスへと企業の需要が移行するとIDCが予測しているためだ。
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