ウェブゲイン、Java統合開発環境の最新版を出荷
2001/9/15
ウェブゲイン・ジャパンは9月13日、Java統合開発ツールの新バージョン「WebGain Visual Cafe 4.5」と、eビジネスアプリケーション開発ツールスイート「WebGain Sutdio 4.5」の販売を開始したことを発表した。なお、製品の出荷は9月下旬を予定している。WebGain Visual Cafe 4.5では、対応するJavaアプリケーションサーバが拡充された。すでに対応する「BEA WebLogic Server 5.1/6.0」、「iPlanet Application Server」に加え、HPの「HP Bluestone」、IBMの「WebSphere Application Server」が追加された。EJB生成ウィザードやリモートでのデバッグ機能、アプリケーションのデプロイなどをサポートし、アプリケーションサーバを使ったJ2EE環境での開発を容易にする。ただしWebLogicやHP BluestonがEJB2.0に対応しているのに対し、Visual Cafe 4.5が対応するバージョンはEJB1.1である。EJB2.0への対応は、次期バージョンで予定しているという。追加機能としては、Servlet 2.2をサポートしたほか、JSPのデバッグ機能が強化された。
WebGain Studio 4.5で機能が追加された製品には、WebGain Visual Cafe 4.5のほかに、UMLのモデリングツールである「WebGain Structure Builder 4.5」がある。同製品はUMLによるモデリングとJavaコードの双方向でのオートマティック・シンクロナイゼーションを実現する。また、「プロトタイピングを行いながらの開発に適した製品として位置付けられるほか、膨大に膨らんだクラス群にリバースをかけたいときに有効な製品」(同社代表取締役社長 湯本敏久氏)だという。
WebGain Studio 4.5に新しく搭載される製品としては、Javaアプリケーションの品質とパフォーマンス向上を目的とした「WebGain Quality Analyzer 2.1J」がある。あらかじめ用意された50のチェック項目や任意に作成したコードチェック用ルールに基づく言語解析、言語エラーの検出、集約・関係などのオブジェクト指向メトリックスなどをサポートする。そのほか、SQLを記述することなくデータベースへのオブジェクトマッピングを実現する「WebGain Top Link 3.5」も搭載された。BEA WebLogicとIBM WebSphereに対応し、BMP(bean-managed persistence)とCMP(container-managed persistence)機能をサポートする。
なお、単体での販売の要望が多いWebGain Structure Builder 4.5については、秋以降の販売が予定されている。
製品名 | 価格 |
WebGain VisualCafe 4.5 Expert Edition | 15万6千円 |
WebGain VisualCafe 4.5 Enterprise Edition | 46万8千円 |
WebGain Studio 4.5 Standard Edition | 78万円 |
WebGain Studio 4.5 Professional Edition | 141万円 |
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ウェブゲイン・ジャパンの発表資料
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