KDDIら3社、IPv6を用い動画像配信実験
2001/10/16
KDDI、KDDI研究所、電通国際情報サービス(ISID)は10月15日、IPv6を利用した動画像配信に関する実験を共同で行うことを発表した。
3社は最初の実験として、10月17日より京都で開催される「日本消化器病関連学会」で、インターネット技術を用い、京都のメイン会場と札幌、東京、滋賀、沖縄にある大学、計5地点を結び、講演の中継などを試みる。
実験では、東京・大手町にあるKDDI大手町ビルにマルチキャスト・サーバを設置し、IPv6を用いて5地点の双方向でのIPマルチキャストを行う。通信回線には、研究開発用ギガビットネットワークの「JGN」を使用し、東京以外の4つの地点はそれぞれ光ファイバを、東京は光無線LANを用いて、KDDI大手町ビルのサーバに接続する。インターネットのプロトコルには、IPv6サービス「JGNv6」を利用し、映像・音声の配信にはWIDEプロジェクトらが開発したデジタルビデオ配信装置(DVTS)を用いる。
他地点配信はコストや画質などの問題から、これまで利用が限られてきた。KDDIらによれば、ブロードバンド回線やIPv6の利用により、低コストで高品質、かつ配信セキュリティも確保した配信が実現するという。会議中継のほか、遠隔医療などさまざまな用途が見込めるとし、今後、同実験の成果を事業展開に反映させていくという。
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KDDIの発表資料
KDDI研究所
ISID
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