HP、opencallの音声サービス用プラットフォーム

2002/4/19

 日本ヒューレット・パッカードは4月18日、公衆電話回線網を使用した音声サービス開発および運用プラットフォーム「hp opencall media platform」(以下、OCMP)を発表した。5月15日より販売を開始する。

 HPはこれまで、世界規模で通信事業者向けにアプリケーション・プラットフォームとして「hp opencall」を提供してきた。同製品は、日本の大手通信事業者をはじめ世界50カ国で1500以上の実績を持っている。

 この日発表したOCMPは、公衆電話回線網とIPネットワークが統合したネットワーク上での音声サービスの開発および運用をサポートする機能を持つプラットフォーム。音声ポータルやユニファイド・メッセージングなど大規模なサービスの開発が行える。

 特徴は、大規模システム対応と効率の高い運用性。HP-UXサーバを利用し数百万人ユーザー規模のサービスの開発や運用が可能。また、アプリケーションの実行も同一サーバ上で行えるため、効率のよい運用、管理が実現できるという。SONET/SDHなどのネットワークへの直結が可能で、音声チャネルの処理も効率化できる。HPが提供するJavaのAPIにより、Javaベースでのアプリケーションの開発ができる。

 同社はIPネットワークの統合をにらみ、今後、より積極的にopencall製品群を提供していく。すでに国内に開設済みの「オープンコール・リージョナル・センタ」を中心に、コンサルティングやサポートなども充実させるという。

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日本HPの発表資料

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