IPv6ルーティングをフルサポート、プロケットのハイエンドルータ
2004/2/21
米プロケット・ネットワークス 社長兼CEO ローランド・アクラ氏 |
米プロケット・ネットワークスは2月20日、ハイエンド・ルータ「PRO/8000」シリーズでIPv6ルーティングをサポートする「PRO/1 Modular Service Enviroment Release 2.3(以下、Release 2.3)」を発売すると発表した。今回リリースするRelease 2.3によって、「PRO/8000」シリーズは、IPv6ルーティングサポートのほか、QoS、MPLSレイヤ2 VPNが同時にサポート可能となる。ProcketのPRO/1ソフトウェア独自の設計によって、各ルーティング・プロトコルを独立して動作させることができ、「厳密なメモリ・プロテクションを実装、システムの安定性、保守性を飛躍的に向上させた」(同社)。これは、PRO/8000シリーズが従来の他社のコア・ルータと大きく異なる点であるという。
米プロケット・ネットワークス 社長兼CEO ローランド・アクラ(Roland Acra)氏はハイエンド・ルータの市場動向について、高速道路を例えにしながら解説をした。すなわち「高速道路を設計する際、いくつかのレーンを設けることを検討しなければならない。そして、そこを走る車の種類や目的によって、プライオリティ付けをしなければならないだろう。最高レベルのサービスを提供するレーンを構築すると同時に、それほど緊急の用事ではない車両のためのサービスも同じように用意しておく必要があるのだ」。
今後、IPネットワーク上には音声、ビデオデータといった“重い”データが間断なく行き交うことになるだろう。IPインフラ自体の堅牢性、つまりQoSが求められることは必至である。米プロケット・ネットワークスが提供するハイエンド・ルータの性能はまさに、エンドユーザーが直接感知することのない高性能な機能を有するものだが、「IPインフラ上でサービスを提供する企業、組織などにとっては、重要な存在となる」(アクラ氏)。
(編集局 谷古宇浩司)
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