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【Top10】足りないのは速度よりも接続性
2009/03/02
先週の@IT NewsInsightのアクセスランキングの第1位は「iPhoneでも容量100GB!? “Supersize Me”がリリース」だった。クラウド上に確保したストレージを、ローカルストレージのように扱えるサービス「ZumoDrive」がベータサービスを開始し、それに合わせてiPhone向けクライアントをリリースしたというニュースだった。
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ZumoDriveを使っていて感じる不満は、ファイルを明示的にアップロード(サーバへ反映)できないことだ。例えば出先のモバイル環境で取ったメモを、オフィスに戻って確認するとサーバ上に反映されていないということがある。
モバイル環境ではバッテリや電波の入り具合などの問題から、常時接続状態というわけにはいかず、オフラインで作業をすることも多い。オフラインからオンラインに移行したときに即座に更新ファイルが反映されればいいのだが、ZumoDriveにはそういう機能は用意されていない。
モバイル環境で使うPCとオフィスで使うPCは別なので、結局再びモバイル用のPCを開き、グーグルノートなどに手作業で反映させることになる。それではあまりに面倒なので、最近はrsyncでサーバ上にあれこれのファイルを同期させるようにしている。ZumoDriveのように同期が自動的に行われるというのは、それはそれで楽だが、同期のタイミングをユーザーがコントロールできるというのも、重要な気がしている。
結局、まだモバイル環境でのネットワークの接続性が保証されていないことがネックなのだろう。もし電源が入っている限りほぼ接続状態ということであれば、同期のタイミングという問題はかなり小さくなるはずだ。
オフライン時のストレージ機能を提供するHTML 5や、その実装ともいえるGearsのようなソフトウェアは、出てくるタイミングが遅かったとのではないかと思うこともあるが、案外絶妙の登場時期なのかもしれない。
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